人生に好奇心を!

好奇心を原動力に、人生における様々な事柄を試してみるブログです。

Barは紹介で回るのが楽しい

Barめぐりが楽しい

 勉強系の話題が多いこのブログで、珍しく趣味の話題です。突然ですが、私はバーが好きです。Bar は格調高くて、薄暗くて、雰囲気がよくて、、、大人になった気分になれるからです笑 私にとって、バーとは子供の頃憧れていた理想の大人になれる場所なのです。中学のときから、バーでお酒を嗜むような渋い大人に憧れていました。

 もちろん、バーではお酒自体の美味しさも魅力ですが、私の場合はバーの薄暗い雰囲気が好き!というのが一番でしょうか。

 今日はどのようにバーを新規開拓するか、というお話。

Barホッピングのお勧め

 バーを新規開拓したくなったとき、ネットで調べたり直感に頼って入店するのもよいですが、もう一つお勧めの方法があります。

 それはずばり、バーテンダーの方に他にお勧めのお店ありませんか?と教えてもらうことです。普通の飲食店であれば、もしかするとライバル店を教えてもらうのは失礼にあたるのかもしれません。しかしバーテンダーの方は、N.B.A.一般社団法人 日本バーテンダー協会)に加入し、会員同士で切磋琢磨しあい、お互いを尊重しあう大人の関係の方が多いのです。コンペなどを通じて、多くの同業者と良好な関係を構築している方も多いです。したがって、バーテンダーの方にお勧めのお店を聞いても失礼にあたりません。

 質問は「このお店と雰囲気が似ている他のお店」、「フルーツカクテルが充実しているお店」、「◯◯駅のエリアで」、「デートに使えるお店」などと具体的に聞くのがよいでしょう。

 私は数年前、お勧めのお店を聞いて、青森→東京→金沢→沖縄→沖縄→東京、とお店巡りをしたことがありました。アイランドホッピングならぬ、バーホッピングですね笑。楽しかったです。ぜひ、新規開拓したくなったらバーテンダーの方に聞いてみてください。

 短いですが、今日はここまで!

資格解説:ワインエキスパート

どのような資格?

 ・ワインエキスパート

  一般社団法人 日本ソムリエ協会(J.S.A)が呼称認定する民間資格です。酒類・飲料・食全般の専門的知識とテイスティング能力を有する者に与えられる資格であり、20年時点で約1万7千人の取得者がいるそうです。

  ワインの知識を中心に問われますが、ワインだけではなく、酒類全般(例えば日本酒)の知識や食全般の知識が問われます。

  受験資格は特になく、20歳以上であれば誰でも受験できます。

ワインエキスパートとソムリエの違いは?

  同様の資格試験としては、ソムリエが有名ですよね。ソムリエ試験もワインエキスパートと同様に、一般社団法人 日本ソムリエ協会(J.S.A)が認定する民間資格なのですが、こちらは受験資格が必要であり、以下の業務に3年以上従事している者しか受験できません。

◆酒類・飲料を提供する飲食サービス

◆酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、製造、教育機関講師

◆酒類・飲料を取り扱うコンサルタント業務 

同じワイン(を中心とした知識)を問う試験でも、アマチュア(愛好家)向けに趣味の一貫として取得する試験がワインエキスパート認定試験、プロ(業務従事者)向けに業務遂行の一貫として取得する試験がソムリエ認定試験、となるわけです。

 筆者は、飲食業とは関係のない一般企業に努めるサラリーマンですので、ソムリエの受験資格はなく、ワインエキスパートの受験資格しか持ち合わせていません。

 いつかソムリエの受験資格を得たいという野望はありますが、、、笑

ワインエキスパートとソムリエの試験の違い

 1次試験(筆記試験)と2次試験(テイスティング試験)の内容は基本的に同じです。ソムリエ試験ではさらに3次試験(サービス実技)がありますが、ワインエキスパート試験にはありません。

取得までの最短勉強時間は?

 ただのワイン好きの私が資格を取得するまでの勉強時間は約50時間ほどでした。ワインに関して素人であっても、合格するだけであれば、最短20時間ほどの勉強時間で合格するのではないでしょうか。

 以下では、具体的に勉強方法を提案します。

勉強方法は?

1次試験(筆記試験)対策

 勉強法の王道は以下の公式参考書を読み進めることでしょう。なお、呼称認定試験に申し込んだ方は、無料でもらえますので購入する必要はありません!

ec2.sommelier.jp

 ただし、この参考書を真面目に先頭から暗記していく必要はありません。試験対策としては、時間の浪費でしかありません。暗記する必要はありませんので、軽く流し読み(目安は4〜8時間ほど)するだけで十分です。ノートにまとめたりする必要はありません。どうせ覚えられないので。軽く流し読みをしたら、さっそく問題集に取り組みましょう!

 問題集を解いて、該当する参考書の該当ページを調べて覚えていくのがコツです。他の資格試験でも言えることですが、「覚えてから問題集を解く」のではなく「問題集を解きながら覚える」のがです。問題集を解くのにあたり、まともに回答ができなくてもOKです。とにかくまずは問題集を解いてください。ヤマカンでも鉛筆転がしでもよいのでエイヤー!で回答してしまって、その後に問題集の解説や参考書を参照して理解・暗記していけばよいのです。この段階になって初めて、ノートにまとめることをおすすめします。アウトプットによる印象記憶で、理解や暗記も容易になることでしょう。

 おすすめの問題集は特にありませんが、以下を選べばよいでしょう。

  1. アマゾンで高評価
  2. 出版年度が新しい(この試験は年度によってトレンドが変わります!)
  3. 問題数は1000問以下(問題数が多い=筆者が問題を取捨選択する力量がない)
2次試験(ティスティング)対策

 もしあなたが時間とお金に余裕があれば、ワインスクールに通うことをお勧めします。私は東京の某所にあるワインスクールに半年ほど通っていました。

 ワインスクールをお勧めする理由は

  1. ティスティング(どのように味を表現するか)が最初はなかなか難しい
  2. 効率よく安価にワインを試飲できる
  3. 勉強仲間&飲み仲間 ができる

 ワインエキスパートになるためには、味や匂いを言葉で表現する必要があります。しかしながら、初学者はなかなか味や匂いを言葉で表現するのが難しいものです。自分はこのように感じたけど、この表現はあっているのかな?と疑問に思うことが多いはずで、なかなか勉強がはかどりません。これが初学者の最大のハードルです。教師がいれば、適切なフィードバックがもらえますので、こう表現すればいいんだ!と気づくことができます。私も最初は、味をどのように言葉で表現すればよいか分からず、通っていたスクールの先生の表現頼りでした笑

 独学だと、勉強のためにワインをボトル単位で購入する必要があります。勉強のためのワイン代(純粋な勉強のため、ではないかもしれませんが笑)がかかります。ワインスクールだと試飲分(口を潤す程度)だけを飲めるので、ワイン代を抑制できます。

 ワインスクールに通っている方は、若者からご高齢の方まで幅広い世代、会社員から自営業の方まで幅広い業種の方です。単純に勉強&飲み仲間ができるのは楽しいですよ。これが通学する最大のメリットです。

 

私の資格試験に対するスタンスは、独学こそ至高!独学こそコスパ最高!なのですが、ティスティング対策は例外で、独学よりも通学をお勧めします。

 

まとめ

 ワインエキスパート試験は、基本的に趣味の資格であって、収入につながるような実益はありません。しかし、この試験を通じて、ワインの知識や楽しみ方を獲得することで、豊かな世界が広がりますよ。ワインを飲んだ時に、単純に「美味しい/美味しくない」としか表現できなかった世界が、「◯だから、△である」と表現できる世界になるわけです。それは例えるなら、言葉を学ぶことで、詩や俳句や文学を生み出せるようになることに似ています。世界を表現する幅が広がることで、あなたの知覚可能な世界が広くなります。

 ぜひ取得を考えてみてください。

 

 

資格解説:QC検定

どのような資格?

 ・品質管理検定

  品質管理検定とは、品質管理に関する検定です。通称、QC検定と呼ばれます。国家資格ではなく、民間資格です。

品質管理って何?

 品質管理、といってもピンとこない人も多いと思います。その場合は、まずは下記の問題例をみてください!品質管理とは、下記の問題で問われるような事項を指しています。

webdesk.jsa.or.jp

 

 上記の問題例で、イメージはわいたでしょうか?

 数値によって品質管理を定量的に分析するために利用される方法であるQC7つ道具(パレート図、ヒストグラム、散布図、特性要因図、チェックシート、グラフ、管理図)を理解しているか、

 統計学(平均、分散、区間推定など)を理解しているか、

などが問われます。

QC検定は1〜4級までの4段階のレベルがある

  1級から4級まであり、目安としては2級以上が管理職・リーダーレベル、3級が中堅社員レベル、4級が新入社員・学生レベルとされています。

  受験者層としては、まず製造業が思い浮かびますが、ホテルやデパートなどの サービス業も対象としています。

  受験資格はありませんので、誰でも受験可能です。

取得までの最短勉強時間は?

 4級:3時間程度で合格します。難易度は高くありませんので、過去問を数回解いて解説を見れば十分でしょう。これはあくまでも学生や新入社員への基礎教育のレベルです。

 3級:5時間程度で合格するでしょう。少し難しくなりますが、問題パターンは決まっていますので、やはり過去問を中心にやりこめばよく、過去問を解いて解説を読む、というプロセスを繰り返しましょう。

 2級:10時間ほどでしょうか。ここからが本番です。実務で品質管理の知識を要求される方は、まず2級の合格を目指してください。過去問を3〜5回分程度と解いて理解すればよく、1日1時間の勉強でも、2週間程度で合格が見えます!

 1級:10〜30時間ほど?すみませんが、わかりません。というのも筆者の場合、もともと統計学の知識があったので、その勉強時間はカウント不可でして、統計学も勉強する場合にどれぐらいの勉強時間が必要なのか把握できないからです。ただし、1級を受験される方は、少なくとも2級程度の統計・品証の知識があるでしょうから、統計学に関してまったくの素人ということはないはずです。やはり、10〜30時間勉強すれば合格するのではないでしょうか。

おすすめの参考書

 執筆中です。少々お待ちくださいません、、、。

 

 

 

資格解説:電気施工管理技士 〜施工管理なら持っていて当然〜

どのような資格?

 ・電気施工管理技士

  電気工事に関する「施工の管理」の能力を有することを国家に認定してもらった技術者(技士)のことです。基本的には、年に1回の国家試験(施工管理技術検定)に合格することで施工管理技士になることができます。

 1級と2級の区別があり、1級が上位資格です。令和3年から技士補という制度も始まりましたが、あまりメリットもなさそうですし、詳細は割愛します。というか技士補制度は筆者がよくわかっていません笑

 施工管理技士には電気工事以外にも、建築施工管理技士、電気工事施工管理技士、土木施工管理技士、管工事施工管理技士、電気通信工事施工管理技士、造園施工管理技士、建設機械施工管理技士の7種類があります。本ページでは筆者の専門である電気工事施工管理技術士(検定試験)に関して解説します。

 

 施工管理技士の資格で得られる3大メリット!

1.専任技術者になれる
 建設業の許可を得るためには、各営業所ごとに「専任技術者」を置く必要があります。会社ごとではなく営業所ごとですよ!技術者がいなければ、例えば工事積算もできず、実質的に営業活動ができないからです。

 専任技術者の存在しない会社は、建設会社として公的に認められません。営業所から専任技術者がいなくなれば、建設業の許可を取り消され、業務を行うことができなくなりますので、専任技術者の存在は建設会社の生命線といえます。

 「特定建設業」の場合は1級施工管理技士が、「一般建設業」の場合は1級または2級施工管理技士が、それぞれ「専任技術者」として認められます。

 ただし、誤解してほしくないのですが、施工管理技士でなくても営業所の専任技術者になることができます。他の国家資格(例えば技術士や電気主任技術者)でもよいですし、一般建設業であれば、十分な年数の実務経験のみでも営業所の専任技術者になれます。この制度は非常に複雑なので、ググってみてください。

 

2.監理技術者や主任技術者になれる
 軽微な工事は例外として、工事現場には必ず「主任技術者」や「監理技術者」を配置しなければなりません。小規模工事が「主任技術者」、大規模工事が「監理技術者」です。

 1級施工管理技士は「監理技術者」および「主任技術者」として、2級施工管理技士は「主任技術者」になる資格があります。

 ただし、監理技術者や主任技術者は、他の国家資格や実務経験を利用することでも就任することができます。この制度も非常に複雑なので興味があればググッってください。

 

3.公共工事の受注に有利になる
 公共工事の受注のために、経営事項審査という制度があります。この経営事項審査の技術力評価において、施工管理技士の資格保有者は、1人あたり5点が企業の得点として加算されますので、公共工事の受注において有利です。

電気工事施工管理技術検定の特徴としては、
  •  受験資格として数年(経歴により変わります)の実務経験が必要
  •  管理(マネジメント)能力を求められる現場監督(マネージャー)のための試験であり、実際に自分で手を動かして工事をする職人としての能力(職人としての能力を問うのは電気工事士です)が問われるわけではない
  • 管理能力とは、「他人に指示をだして、うまく現場を回せるか」という能力であり、具体的には、品質管理、工程管理、安全管理などを指します。
  • 品質管理、工程管理、安全管理などを実施するために必要な、電気の知識や現場工事の知識が問われます。

 建設業従事者以外の方は、施工管理(現場監督)といってもどのような業務か分からないでしょう。ただし、この資格は建設業の方しか受験できませんので、本ページをご覧になっている方は建設業従事者の方と推察します。したがって、施工管理業務そのもののはわかっているでしょうから、その詳細説明は省きます。

 

施工監理技術検定の詳細は以下の試験主催団体のHPを参照してください。

建築・電気工事施工管理技術検定 | 一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部

取得までの最短勉強時間は?

 この試験の難易度は低いです。出題パターンが決まっているので、過去問を3年分解けばそれで合格点に到達します。インプットの勉強をせずに、いきなり過去問に着手してOKです。この試験の受験資格がある時点で、数年以上の業務はこなしているはずであり、特段の勉強をしなくても普段の業務を通じて、相応の知識は身についているはずですから。

 結論として、勉強時間は10時間もあれば十分でしょう。

選択問題の勉強法

 前述のとおり、いきなり過去問を解き始めてOKです。分からない問題も、解答を見たり、ググればすぐに解決できるでしょう。

記述問題の勉強法

 過去問を見ればわかると思いますが、問われる知識はあなたが簡単に回答できて当然のことばかりです。例えば、「あなたが実施した工事で、墜落災害または感電災害が発生する危険性があるとあなたが予測した 事項と対策をあげよ」といった具合です。真面目に業務に取り組んでいれば、経験している事項ですよね。

 

結局のところ、電気工事施工管理技士はとるべき?難易度が低いからこそ取得すべき!

 電気工事施工管理技士の資格を習得していないとできない業務、というのは残念ながらありません。他の国家資格でも代用できますし、一般建設業に努める方であれば、状況によっては実務経験のみで十分であり、この資格は不要という場合もあるでしょう。

 ただし、施工管理の世界では、これぐらい取得していて当然だよね、という資格ですので、業務の遂行能力をアピールするために、ぜひとも取得していおきたい資格です。特定建設業で働いている中堅以上の技術者で、この資格を持っていなければ、その能力や経験値を疑われかねません。決して取得難易度が高くない資格ですから。

 矛盾しているのですが、難易度が低い資格だからこそ、取得する価値がある、と言えます。

勉強時間のコスパがよい資格!

 施工管理技士は、他の国家資格と比較して勉強時間が圧倒的に少ないわりにその効力は大きいです。他の国家資格(例えば技術士)や実務経験(場合によっては10年以上!)を用いて、専任技術者や監理技術者、主任技術者になるためには、はるかに多くの時間と労力を要します。手っ取り早く前述の技術者になるためには、上記がベストでしょう。筆者は数多くの建設関連の資格を持っていますが、建設関連でもっともコスパ(効力/勉強時間)がよいのは本資格だと思います。

 ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

 

資格解説:技術士 総監部門の記述問題のコツ その4

技術士 総監部門の記述問題の書き方

 本ページでは、総監部門の記述問題の書き方のコツを述べます。総監部門の受験生の大多数は既に一般部門に合格している方でしょうから、一般部門に既に合格していることを前提として記載します。

 総監部門の記述問題で加点をもらうコツは、次の4つです。

  1. 一般部門と総監部門で問われる能力の違いを意識すること
  2. 5つの管理のうち、どれを用いているか明記すること
  3. 懸念事項はトレードオフの関係で回答すること
  4. 設問の長文に惑わされず、素直に設問に答えること

それでは下記で具体的に見ていきましょう。

<設問の長文に惑わされず、素直に設問に答えること>

設問が長文だから、難しい?

 総監部門の受験勉強を初めて最初に驚いたことは、設問文の長さでした。社会情勢的背景や回答する上での留意点など、一般部門の数倍はあろうかという設問文の長さ、、、。これには面食らいましたね。この文章の長さに惑わされて、質問の趣旨を取り違えたり、いたずらに難しく考え過ぎて時間が不足してしまう受験生も多いことでしょう。

 しかしながら、実は長文の設問ほど、回答作成は簡単なことが多いのです。これは大学受験の小論文でも言われることですが、シンプルな短文の設問は自分で多様な状況を想定する必要があるので回答作成が難しなります。一方、長文では想定すべき事象が具体化されることになり、制約条件も増えますので、回答作成に悩まなくてすむことが多いのです。

1フレーズで質問を捉えて、1フレーズで回答を考える

 それでは長文に惑わされずに、適切な回答を考えるにはどうしたらよいでしょうか?まずはシンプルに長文のことは無視して、「設問は◯◯だ」と1フレーズで捉えるようにしましょう。例えば、

 「(〜長文がダラダラつづく〜)における課題は何か?」と聞かれたら、まずはシンプルに長文のことは無視して、「課題は何か?」と1フレーズで捉える癖をつけましょう。そして回答も1フレーズで考えるのです。「課題は◯◯です」と。 

 1フレーズで、問われている設問とその回答を考えたら、あとは長文の想定条件にあわせて回答を肉付けするだけです。例題を一つ。

 

 例題:「日本は超少子高齢化社会を迎えて、、、、であり、2050年には、、、。政府は、この対策として、、、、であり、、、、、といえる。一方、産業界では、、、としている。しかしながら、技術者の、、、も認識しなければならない。ここで、、、の意味は、、、(長文がダラダラと続く)、、、人手不足の問題が深刻であるという問題が発生している。上記を踏まえて、あなたが取り組むべき課題は何か?」

 

 長文がダラダラ続いて嫌気が差しますよね。こういう時こそ、シンプルに1フレーズでとらえましょう。結局のところ問われているのは「人手不足が問題だけど、課題は何?」というだけです。回答もまずは1フレーズで考えて、「課題はAIによる省人化だ」とすればよいのです。あとは、この1フレーズを肉付けしていくだけ。

 

1フレーズで全ての回答を箇条書きしてから論文の作成開始

 全ての設問に対して、1フレーズで回答を作成したら、箇条書きで書き出しましょう。

箇条書きで列挙して、以下をチェックしましょう。

  • 論理や話題は一貫しているか?
  • 5つの管理の視点で記載されているか?
  • 回答にトレードオフの関係が明記されているか?
  • 視野は広いか?(同じような事象を何度も列挙していないか?)

上記の作業でチェックがOKであれば、論文の作成に着手しましょう。

最後の設問まで回答を考えてから、論文の回答作成を開始すること!

 上記のとおり、論文作成に着手するのは最後の設問まで回答案を考えてから(箇条書きしてから)、が原則です。1つの設問ごとにその都度回答を記載するのはやめましょう!論理の一貫性が破綻していたり、5つの管理の視点でダブり(同じような内容を記載する)が発生するリスクが高まるからです。これも大切なコツなので、留意してください。

 

 とにかく長文に惑わされず、問われた設問に素直に答えること、それが限られた時間で総監部門に求められる回答を作成する最大のコツです。

 今日はここまで!

 

 

資格解説:統計検定2級 〜ちょうどよい、ちょうどよいぞ!〜

どのような資格?

 統計検定2級は、大学基礎課程レベルの統計学を想定した試験です。あなたが社会人であれば、まずは統計検定2級を目指してください!現代の複雑なデータ社会を生き抜くためには、文系の方、事務職の方であっても、2級程度の統計学の知識は最低限の教養として必須です。

 社会人にとって3級以上は簡単すぎます、はっきりいえば、3級以上の内容はあえて勉強しなくても、おおよそ見当がつくような内容ばかりです。高校生以下が受験するのはよいですが、社会人が受験する必要はないでしょう。

 準1級や1級は、質・量ともに難易度が高すぎます。これは、理系の方、専門職の方が受験すればよいでしょう。

 ちなみに私(理系・院卒)は、統計検定2級は1発合格しましたが、準一級を初めて受験したときは手も足も出ず、試験時間の半分ぐらい経過したところで、もう無理だーと試験放棄して帰宅しました笑

 詳細は以下の解説を参照してください。

www.toukei-kentei.jp

要約すると、統計検定2級は社会人が身につけるべき教養として、難しすぎず、簡単すぎず、ちょうどよいレベルの試験である、と言えます。

取得までの最短勉強時間は?

 高校卒業程度の数学は理解している(三角関数、順列、集合理論など)のであれば、20〜100時間ぐらいでないでしょうか。

 恥ずかしながら、私は理系にも関わらず、学生時代は統計学に興味がなく、統計学の単位は全て落とした人間(履修放棄)です。したがって、大学レベルの統計学の知識はゼロであり、統計といえば「平均」や「分散」を知っている程度でした(中学生レベルですね、、、笑)。

 そんな私の場合は、20時間程度の勉強時間で合格しました。

以下では、具体的に勉強方法を提案します。

勉強方法は?

<1.まずはインプット!>

統計検定2級対策のおすすめ参考書はありません!

 まず手始めに、7冊ほど統計学入門の本を購入しましたが、はっきり言ってどれも肌に会いませんでした。どの本も、

  • 簡単さを追求するあまり、例え話やイラストが冗長的過ぎて、結局のところ何が言いたいかよく分からない入門書(このパターンが多い!)
  • 厳密さを追求するあまり、数式だらけで理解不能な入門書

というどちらかのパターンしかなかったのです。

2級対策として有用なサイト

 参考書のかわりに役に立ったのが下記の「統計学の時間」というサイトです。説明のボリュームが長過ぎず、短過ぎず、ちょうどよく、図・表も適切で本当にわかりやすい。適度に設問があるのも理解を助けます。おすすめです。

統計学の時間 | 統計WEB

2級対策は無料でできる

 結論!2級対策として、参考書は一切購入する必要ありません。上記のサイトだけで必要な知識はインプットできますので。

<2.次にアウトプット!>

 アウトプットとして、過去問を5回分も解けば十分です。2級は頻出パターンが決まっているので、5回分も解けば頻出パターンの網羅できますので、それだけで合格点に到達しますよ。

 公式問題集としては以下がありますが、解説が貧弱で、これだけでは疑問点を解消できないかも。。。しかも高額だし、、、。ま、購入して解いたんですけどね。

 

jitsumu.hondana.jp

 

 想定問題集の以下をおススメします。前述のインプット対策を運営している会社が出版していますので、解説がスッと腑に落ちますよ。

bellcurve.jp

 決してノー勉で合格する試験ではありませんが、ガリ勉になる必要もなく、忙しい社会人でも無理なく合格できます。CDT受験方式なので、何回でも受験できますしね。

 量・質ともに社会人の統計リテラシーを図るのにちょうどよいレベルなんで、ぜひ受験してみてくださいませ。

 

資格解説:技術士 総監部門の記述問題のコツ その3

技術士 総監部門の記述問題の書き方

 本ページでは、総監部門の記述問題の書き方のコツを述べます。総監部門の受験生の大多数は既に一般部門に合格している方でしょうから、一般部門に既に合格していることを前提として記載します。

 総監部門の記述問題で加点をもらうコツは、次の4つです。

  1. 一般部門と総監部門で問われる能力の違いを意識すること
  2. 5つの管理のうち、どれを用いているか明記すること
  3. 懸念事項はトレードオフの関係で回答すること
  4. 設問の長文に惑わされず、素直に設問に答えること

それでは下記で具体的に見ていきましょう。

<懸念事項は解決策とトレードオフの関係の事象を回答すること>

トレードオフの関係になっていますか?

 論述問題の最後の設問では必ず、「留意すべき影響(これがデメリットやリスク)を述べよ」、「乗り越えるべき課題(=今のままじゃダメだよ、という事象があるということなのでデメリットやリスク)を述べよ」、「障害(これももちろんデメリットやリスク)は何か」というように、懸念される事項を問われます。

 例えば、設問3は「解決策を提案せよ」、設問4が「デメリットやリスクを述べよ」という問題であったとしましょう。

 設問3であなたが「Aという解決策を提案」した場合、設問4では「Aという解決策でトレードオフ的に発生する懸念事項」を回答しなければなりません。もし、設問4で「Aとはトレードオフの関係にないデメリットやリスク」を述べた場合、大幅な減点は避けられません。

 もう少し具体例を見ましょう。

 

悪い例:「少子高齢化に伴う設計者の人手不足という問題がある(これが業務上あるいは社会上の問題点)。これを解決するためにAIやICT技術を活用した設計の自動化を推進する(これが解決策の提案)。リスクとしてはAIやICT技術を用いたシステムの導入に時間がかかる可能性がある(これが懸念事項の指摘)」

 

良い例:「少子高齢化に伴う設計者の人手不足という問題がある(これが業務上あるいは社会上の問題点)。これを解決するためにAIやICT技術を活用した設計の自動化を推進する(これが解決策の提案)。リスクとしては、設計のブラックボックス化が進むことで若手技術者の力量が低下する可能性がある(これが懸念事項の指摘)」

 

 上記において、なぜ悪い例は悪いのかわかりますか?新技術を導入するときに、時間を要する、というのは確かにリスクの一つです。でも、トレードオフの関係ではありませんよね。

 ・AIやICT技術の導入を推進(という解決策がうまくいく→うれしいこと) ⇄   AIやICT技術の導入に時間を要する(というリスクが減少する→うれしいこと) 

 これは一方の事象で良いことが起きれば、他方も良いことが起きるわけで、俗っぽい言い方をすれば、Win-Winの関係です。Win-Winの関係はトレードオフの関係ではありませんね。

 

 トレードオフの関係は一方の事象で良いことが起きれば、他方は良くないことが起きる関係な訳です。

 ・AIやICT技術の導入を推進(という解決策がうまくいく→うれしいこと) ⇄  若手技術者の力量が低下する可能性(というリスクが増加する→うれしくないこと) 

 良い例では、上記のとおり、一方でうれしいことは、他方ではうれしくないことにつながるわけです。これがトレードオフの関係です。AIやICT技術はどんどん取り入れいたい、だけどそれがうまくいくと若手の力量が低下する、というジレンマ板挟みの関係があるわけですね。トレードオフというカタカナに馴染みがなければ、板挟みの関係は何だろう?と日本語で考えてみるのも手です。

 過去問を解く時は、必ず「あなたの提案する解決策」と「あなたの懸念する事項」がトレードオフの関係になっているか、必ずチェックするクセをつけてください。

 トレードオフの関係を回答しない限り、永遠に合格しません。良くも悪くも、それが総監部門の試験スタイルなのですから、従わざるをえません。

トレードオフの関係は別の管理の視点で

 もう一つだけ注意点を挙げます。AとBでトレードオフの関係を述べる場合、基本的には別の管理の視点で述べてください。Aが経済性管理の視点の事象であれば、Bは安全性管理の視点の事象を記載する、など別の管理の視点同士のトレードオフをあげてください。これが、視野の広さのアピールになります。

 例えば、

良い例:「解決策として、、、により工期を短縮する(経済性管理)。この場合、リスクとしては、納期がタイトになることにより労働災害発生の確率が増加することが挙げられる(安全性管理)」

悪い例:「解決策として、、、により工期を短縮する(経済性管理)。この場合、リスクとしては、納期がタイトになることにより人出を増やす必要が発生するので、コストが増加する可能性が挙げられる(経済性管理)」

 

悪い例では、同じ管理の視点で物事を捉えており、視野が狭いですね。視野が狭い回答は大幅な減点が避けられません!回答する際には、気をつけましょう。

 今日はここまで!

 

 

資格解説:技術士 総監部門の記述問題のコツ その2

技術士 総監部門の記述問題の書き方

 本ページでは、総監部門の記述問題の書き方のコツを述べます。総監部門の受験生の大多数は既に一般部門に合格している方でしょうから、一般部門に既に合格していることを前提として記載します。

 総監部門の記述問題で加点をもらうコツは、次の4つです。

  1. 一般部門と総監部門で問われる能力の違いを意識すること
  2. 5つの管理のうち、どれを用いているか明記すること
  3. メリットとデメリットの両方を書く設問ではトレードオフの関係を回答すること
  4. 設問の長文に惑わされず、素直に設問に答えること

それでは下記で具体的に見ていきましょう。

<5つの管理のうち、どれを用いているかを明記すること>

採点官にアピールしよう!

 問題文の注意事項として「考察における視点の広さ、記述の明確さと論理的なつながり(*1)、そして全体論文のまとまり(*2)を特に重視する」とあります。「考察における視点の広さ」とは、簡単に言えば、総監部門の試験では5つの管理の視点で業務を認識することが大切だ!!、ということです。私は5つの管理の視点で業務を認識していますよ、と採点官にアピールするために、ぜひ以下のようにカッコ付きで答案を作成してください。

改善前:AI,IT技術を活用して、作業の無人化を実施する   

改善後:AI,IT技術を活用して、作業の無人化を実施する(経済性、安全性)

改善前は、何を目的として何の視点から提案しているのか?がわかりません。改善後では、経済性(無人化によりコストダウンできる)や安全性(現場を無人化にすれば労災が減る)のメリットがありますよ、と自分の目的を明確に読み手に伝えることができるのです。たかがカッコをつけるだけの簡単なことですが、たったこれだけで、5つの管理の視点で業務を認識していますよ、ということが一目瞭然ですのでお勧めです。

*1:「記述の明確さと論理的なつながり」とは、読み手に伝わるわかりやすい文章を書きましょう、そして文章は論文形式で書きましょう、というだけの意味であり、これは一般部門のときと留意事項と同じ。一般部門に合格している受験生なら改めて今更留意する必要もないです。

*2:「全体論文のまとまり」とは、同じ話題で終始一貫しましょう、というだけの話。話題が建設現場の業務効率化なら、最後までその話題で貫きましょう、という当たり前のことを行っているだけです。最初は建設現場の業務効率化の話だったのに、途中から自分の身の上話にすりかわったりして、話が脱線したらNGですよ、ということです。これもごく当たり前のことを言っているだけで、特に留意する必要はありません。

 

受験テクニック感がありますが、文尾にカッコをつけるだけで、採点官への協力なアピールになります。ぜひ、取り入れてみてください。今日はここまで。

 

資格解説:技術士 総監部門の記述問題のコツ その1

技術士 総監部門の記述問題の書き方

 本ページでは、総監部門の記述問題の書き方のコツを述べます。総監部門の受験生の大多数は既に一般部門に合格している方でしょうから、一般部門に既に合格していることを前提として記載します。

 総監部門の記述問題で加点をもらうコツは、次の4つです。

  1. 一般部門と総監部門で問われる能力の違いを意識すること
  2. 5つの管理のうち、どれを用いているか明記すること
  3. メリットとデメリットの両方を書く設問ではトレードオフの関係を回答すること
  4. 設問の長文に惑わされず、素直に設問に答えるこ

<一般部門と総監部門で問われる能力の「違い」を意識すること>

違いその1:技術力を問われるか、技術力プラスアルファを問われるか

 一般部門の試験では、あなた自身の専門分野の知識・経験・業務遂行能力、言い換えるならば技術力が問われます。機械屋であれば機械の、電気屋であれば電気の、化学屋であれば化学の、知識・経験・業務遂行能力が十分に備わっているか問われます。

 総監部門の試験では、(一般試験には合格していることが前提なので)受験生が自分の専門分野の知識・経験・業務遂行能力があるのは当然として扱われます。したがって、試験で問いたいのは、あなた自身の専門の知識・経験・業務遂行能力ではありません。本当に問いたいのは、技術力プラスアルファの要素です。技術力プラスアルファとは何か?それは幅広い視点を有しているかどうか、です。幅広い視点は、総監部門では「5つの管理」というキーワードで表されます。まずは下記の文部科学省のキーワード集をご覧ください。問われる事項が何となく分かるのではないでしょうか。

総合技術監理部門の技術体系(キーワード)について:文部科学省

例をあげましょう。

「◯◯の建設工事を円滑にすすめるためにはどうすればよいか?」というお題があるとします。一般部門であれば、その着目点は「ICT技術を活用する」のように、技術力を前面に出した回答で構いません。一方、総監部門では技術力のみをアピールする回答ではダメです。「若手技術者の教育を進めることで早期戦力化を図り、マンパワーの増強を実施する(人的資源管理)」のように技術力プラスアルファ(=5つの管理)の要素を含む回答が必要です。

 総監部門の試験は、技術力だけを問いたいわけではない、ということをまずは強く意識してください。

違いその2:名選手か、名監督か

 総監部門の総監という言葉は何を意味しているでしょうか?総監(総合的な理)とは、俯瞰的かつ総合的な観点から業務を理することです。つまり、マネジメント業務、平たく言えば監督の業務を指しているのです。

 一般部門では、「あなた自身がうまく行動できるか」、言い換えるならプレーヤー技術者としてあなたは名選手ですか?が問われます。総監部門では、「あなたは周囲をうまく行動させられるか」、言い換えるならマネジャー技術者としてあなたは名監督ですか?が問われます。したがって、プレイヤーではなくマネジャーの視点で論述問題を回答しましょう。いつまでもプレイヤーの視点で回答していると、永遠に合格しませんよ。

 ただし、勘違いしてほしくないのは、マネジャー = 部下がいる立場の人、ということを意味しているのではありません。技術士が想定するマネジメントとは、つまるところ4つのM(Man, Machine, Material, Method)の管理です。たとえ新入社員や若手社員であっても、現場の資材を管理したり、ベンダーのコントロールをしたり、会議の日程を調整したり、作業方法を工夫したり、ちょっとした予算を管理したり、といった業務の管理を実施するのが普通でしょう。これらも立派なマネジメント業務のうち、です。自分は部下がいない平社員だからマネジメントの経験がない、だなんて誤解しないでくださいね。例え部下がいなくても、技術者であれば、誰だって大なり小なりマネジメントを遂行しているマネジャーなのです。

違いその3:メリットに着目するか、リスクに着目するか

 一般部門では、私の技術力を用いてよい製品を作れます!ということの能力アピールが第一です。あえて造語で言うならば、「メリット型の提案」ができる技術コンサルとでも言いましょうか。

 総監部門では、このようなリスクがあるから、こういう対策をします、というリスクマネジメント能力があることの能力アピールが第一です。こちらも造語で言うならば「リスク発見型の提案」ができる技術コンサルとでも言いましょうか。

 例をあげましょう。

一般部門:

 ◯◯という課題をICT技術を用いて解決します。(解決できてハッピー!)

 ◯◯という工事を△△の施工法により、工期を短縮する。(短縮できてハッピー!)

 ◯◯という製品を△△の手法により、効率向上させる。(性能アップでハッピー!)

→これだけのメリットが発生(する技術提案ができる技術コンサルですよ)、とメリットを提案することが大切。

総監部門:

 ◯◯という課題をICT技術を用いて解決するが、情報漏洩の対策として△△を実施する。

 ◯◯という工事を△△の施工法により、工期を短縮するが、安全管理がおろそかになるおそれがあるので、対策としてXXを実施る。

 ◯◯という製品を△△の手法により、効率向上させるが、その代わりコストが上昇するので本当に重要な部分のみ効率向上させてコスト上昇を抑制する。

→良いことばかりではなく、これだけのリスクが発生することを予見できるベテラン技術者であり、その対処法も提案できますよ、とリスクを提案することが大切。

トレードオフの関係

 ある課題に対して、どのような技術的解決策を用いても、メリット(ベネフィット)の裏にはデメリット(リスク)が必ずあります。そしてメリットの増大を図る時、望まなくてもデメリットも増大してしまうのが普通です。

 わかりやすい例で言えば、性能を向上(メリットの増加)させると、コストの上昇(デメリットの増加)を招く、ということが挙げられます。これがいわゆる、「トレードオフ」の関係です。トレードオフの関係は決して難しいものではありません。「技術士 トレードオフ」でググってみてください。たくさんの実例がヒットしますので、それらを見てもらえれば、すぐに「トレードオフ」の考え方になれると思います。

 総監部門で問われるのは、あなたは、技術的解決策のメリットだけに着目せず、その裏側のリスクをきちんと把握していますか?そのリスクを踏まえた上で、バランスのとれた最適な解決策をとれますか?というリスク・マネジメント能力なのです。

 過去問を解いていくうちに、上記のことはすぐに理解できるようになるでしょう。本日はここまで!

資格解説:技術士 総監部門 筆記試験勉強法

技術士 総監部門 筆記試験の勉強法

 本ページでは、総監部門の筆記試験の具体的な勉強方法と必要な勉強時間を述べます。総監部門の受験生の大多数は既に一般部門に合格している方でしょうから、一般部門に既に合格していることを前提として記載します。

<選択問題の勉強方法>

 いきなり過去問題集に着手してOKです。過去問題に着手する前にキーワードの学習を、、、なんていうやり方は時間の無駄でしかありません!解きながら覚えればよいのです。とにかく愚直に過去問題集を解いてください。勉強方法はただそれだけです。特におすすめの問題集はありませんが、必ずキーワードの解説がしっかりしているものを使用してください。

 キーワードの解説がない問題集だと、わからないキーワードをいちいちググることになり、本当に時間の無駄ですから。選択問題で問われるのは、広く浅い知識です。ググる必要があるほどの深い知識は不要、ということですね。

 また、10年以上前の過去問を解くのは時間の無駄です。というのも、総監部門で問われるのは時流にそった社会問題(近年だと例えば「働き方改革」)や最新の技術トレンド(近年だと例えば「AI」や「Dx」)だからです。つまり、大昔の問題を問いたところで、時代のトレンドが全く違いますので、再出題の可能性は低いのです。

 記憶の定着のために、3周以上解くことをお勧めします。最初の1周は数時間かかるかもしれませんが、2周目、3周目は間違えたところだけははるかに短い時間でできます。

 

→上記が選択問題の勉強法になります(といっても過去問を解くだけ、、、笑)。合格までに必要な勉強時間は5~30時間程度でしょうか。

 

<論述問題の勉強方法>

 まず、過去問(模範回答付き)を用意します。1020問も用意すれば十分でしょう。次に、設問を読み込んで、自分ならこのように回答する、ということを箇条書きで簡単に列挙します。例えば、「◯◯にICT技術を用いてコストダウンを図る(経済性管理・情報管理)」のように、回答の本質の部分をワンフレーズで記載する程度で構いません。このように箇条書きで簡単に書く作業であれば、過去問1問に対して10分~20分でこなすことが可能でしょう。

 →実際に論文形式で記載しなくてもよいの?と思うかもしれませんが、技術士の論文の書き方の基本(1文1意で記載する、長文で記載しない、主語と述語を明確にする、なるべく定量的な表現をする、など)は、一般部門の受験の際に既に身についているはずです。ゆえに、改めて論文の記載方法を練習する必要はないので、1つの設問をご丁寧に2時間も3時間もかけて解くことはやめましょう。勉強時間のコスパが悪すぎます。

 最後に、自分なりの解答(といっても簡単な箇条書きですが)が用意できたら、模範回答例と比較して、答えあわせをしてください。このとき、模範解答で使えそうな表現はどんどん覚えていきましょう。これを1020問程度こなせば、総監部門で求められる記載がどのようなものであるか、自然と感覚的にわかるはずです。

 *気になる事象があればググったり教科書を読み込んでもよいですが、総監部門の記述問題は基本的に自分の業務の体験談の範囲で回答することが基本であり、大量の知識を詰め込むことが必要な試験ではありません。総監部門の記述問題は決して、知識の詰め込みが必要な試験ではありません。あなたが不合格になる理由は、勉強時間が足りないからではなく、勉強方法や思考プロセスが間違っているからです。

 *いきなり模範回答例を見ないで、必ず先に自分で解いてください!考えてから答えを見るのと、いきなり答えを見るのでは、記憶の定着や理解の度合いが全然違います。

 

→上記が論述問題の勉強法になります(といっても過去問を解くだけ、、、笑)。合格までに必要な勉強時間は5~30時間程度でしょうか。

<総監部門は一般部門よりはるかに勉強時間が短くてすむ!>

 総監部門の勉強時間は、一般部門と比べると、驚くほど短い時間でOKです。専門知識、社会情勢への理解、論文の書き方のお作法など、合格に必要な基礎スキルは既に身についてるからです。ぜひ、一般部門を取得した後は頑張って取得を目指してくださいね。