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資格解説:第二電気主任技術者 〰試験勉強時間と参考書〰

どのような資格?

 ・第二種電気主任技術者免状

   170,000V未満の電気工作物 の保安の監督が可能 となる資格です。

詳細は以下の解説を参照してください。

 

shikaku-fa.hatenadiary.com

 

取得までの最短勉強時間は?

 次のとおり、受験者の経歴により3通りに分類した上で、筆者の独断と偏見による合格までに必要な最短勉強時間は、

 

Aさん:大学で電気工学を専攻し、強電系の知識(電力の複素表示、回路の過渡現象を微分方程式で解析できる、ラプラス変換がわかる)がある。

→最短50時間

 

Bさん:第三種に合格し、これから第二種の勉強を始める。第二種レベルの数学力(電力の複素表示、回路の過渡現象を微分方程式で解析できる、ラプラス変換がわかる)はない。

→最短150時間

 

Cさん:数学や電気の知識は中学卒業レベル

→いきなり第二種の受験は無謀で、勉強効率が悪いです。自転車にのったことのない人が普通二輪の免許を取得しようとするようなものです。まずは第三種を取得することを推奨します。

(第三種の取得はこちらの記事を参照してください) 

 

というところでしょうか。これぐらいは最低でも勉強時間が必要だ、あるいはこれぐらいでも合格する可能性が十分ある、という時間の目安です。

 

勉強方法は?

 以下では、Aさん、Bさんにそれぞれ勉強方法を提案します。

<Aさんに提案する勉強方法>

 1次試験も2次試験も、参考書は購入せずに、いきなり過去問から着手すればOKです。

(いきなり過去問から着手することのメリットはこちらの記事を参照してください)

 電験二種の難しさは、電気の知識というよりはむしろ要求される数学力にあります。あなたが大学で工学部や理学部を卒業したのであれば、その難しさは既に学生時代にクリア済みなのです。よって、取り立てて新たな勉強は不要なので、いきなり過去問から着手すればOKです。

 

過去問を解く→分からない問題や間違えた問題は解説を読み、理解・暗記する→過去問を解く

 

のサイクルを繰り返し、過去問5年分(完璧を期すなら10年分)を完全回答できるよう目指してください。

 

 10年分が確実に解けるようになれば、基本的には合格最低点(6割)には到達するでしょう。

(筆者は5年分しか解きませんでしたが、運良く合格しました。これは運がよかっただけで、基本的に10年分は勉強しましょう)

 

 参考書を購入する必要はなく、過去問だけで十分合格できることは、私が経験済みです(本当は参考書が欲しかったけど、高価なため購入できなかった笑)理解が甘いな、と思うところはググれば大抵解決します。お金と時間は節約しましょう!

 

 はっきりいって、、、

電験二種は世間で言われているほど難しくない!

です。あなたが理工系(機電)出身であれば、大学の定期テストや大学院入試の方がよっぽど難しいと思いますよ。

お勧めの過去問題集

 電験三種は星の数ほど問題集がありますが、電験二種になるとその選択肢が一気に減ります。これといって個人的なオススメはなく、詳細な解説があれば何でもよいと思いますが、個人的に使用したものを3冊挙げておきます。

 

<1.電験に定評のある電気書院の過去問題集>

 

<2.電験一種を将来的に受験するならこちらがお得(一次対策)>

 

*問題数が膨大なので、全てを解くのは非現実的です。各自の都合にあわせて、解く量を調整することが必要です。なお、電力系統の問題は一種の問題を含めて全て解くことをオススメします。電力科目の一次試験の内容は二次試験の論説で出題されるから。

 

<3.電験一種を将来的に受験するならこちらがお得(二次対策)>

 

<Bさんに提案する勉強法>

 実は電験二種も電験三種も、要求される電気的な知識はほとんど変わりません。では何が違うのかと言いますと、それはずばり数学力です。三種のときには定性的に回答すればよかった問題も、二種でも数学を使用して定量的に回答する必要があります。(例.電気回路の過渡現象)逆にいうと、電験三種合格者が電験二種で必要なのは数学力のレベルアップだけです。改めて二種向けに電気の勉強をする必要はありません。Bさんが買うべきは電気の参考書でなく実は数学の解説本なのです。

 

 まず、数学力をレベルアップしてください。以下がおすすめです。

 

 数学力のレベルアップ が完了したら、後はAさんの勉強方法と同じです。上記のAさんの記事を参照して、過去問10年分を目安に繰り返してください。

 

第二種のワンポイントアドバイス!

 最後に第二種を受験する上でのアドバイスをまとめておきます。

 

一次試験の難易度は三種と大して変わらない!

→電験三種をクリアしたなら、そのまま電験二種の一次試験の過去問に進んで問題ありません。特に、法規科目に関しては三種と難易度は変わりません。もちろん、回路の過渡現象など電験三種レベルでは解けない問題もあるのですが、そのような問題に出会うたびに学習することをオススメします。

 

・一次試験対策も二次試験対策も基本的には過去問10年分だけでOK!

→試験対策の柱は過去問演習であり、参考書はなくてもなんとかなります。もし参考書を購入するなら、電気理論そのものではなく、電気数学に関する参考書をオススメします。

 

・二次試験は昭和の鬼畜問題に手を出すな!

→昭和の問題は令和の試験問題に比較し難易度が高めなので、平成以降の過去問だけをこなせば試験対策として十分です。

 

・二次試験の「機械・制御」はどの分野を捨てるか決めよ!

→パワエレ分野を捨てて、制御分野、誘導機分野、変圧器分野に注力することを推奨します。パワエレは難易度が高く、制御、誘導機、変圧器は問題パターンが少ないため。

 

・二次試験の試験勉強は論説よりも計算問題を中心に!

→パターン問題の多い計算問題に比較して、論説問題は出題範囲も広く対策が比較的難しいため、計算問題対策に比重を大きくとるのが電験二次試験のセオリーです。イメージとしては計算7:論説3ぐらいで試験勉強をするのがオススメです。

 

・一次試験の「電力科目」は集中的に勉強すれば、二次試験の論説で役立つ。

 →一次試験の問題文を丸ごと暗記するぐらいの気持ちで勉強をしてください。「電力・管理」科目の論説で役に立ちます。

 

がんばってください!

資格解説:第三電気主任技術者 〰試験勉強時間と参考書〰

どのような資格?

 ・第三種電気主任技術者免状

   50,000V未満の電気工作物 の保安の監督が可能 となる資格です。

電気主任技術者に関する詳細は以下の解説を参照してください。

shikaku-fa.hatenadiary.com

 

取得までの最短勉強時間は?

 次のとおり、受験者の経歴により3通りに分類した上で、筆者の独断と偏見による合格までに必要な最短勉強時間は、

 

Aさん:大学で電気工学を専攻もしくは工業高校電気科出身で、強電系の知識(三相交流や力率がわかる)がある。

→最短20時間

 

Bさん:電気工学出身ではないが、高校時代は理系(物理選択)で高校レベルの数学(三角関数が理解できていれば十分で、微積や行列の知識は不要)や電気理論(教科書レベルの公式を何となく覚えているレベルで十分)なら理解している。

→最短50時間

 

Cさん:数学や電気の知識は中学卒業レベル

→最短300時間

 

というところでしょうか。これぐらいは最低でも勉強時間が必要だ、あるいはこれぐらいでも合格する可能性が十分ある、という時間の目安です。

 

勉強方法は?

 以下では、Aさん、Bさん、Cさんにそれぞれ勉強方法を提案します。

<Aさんに提案する勉強方法>

 参考書は購入せずに、いきなり過去問から着手すればOKです。

(いきなり過去問から着手することのメリットはこちらの記事を参照してください)

 

過去問を解く→分からない問題や間違えた問題は解説を読み、理解・暗記する→過去問を解く

 

のサイクルを繰り返し、過去問5年分(完璧を期すなら10年分)を完全回答できるよう目指してください。

 なお、どうしても苦手な問題・分野があれば、捨てるのも手です。筆者はパワエレ分野が苦手で、これは捨てると最初から決めて、当時はまったく勉強していませんでした。

 5年分が確実に解けるようになれば、基本的には合格最低点(6割)には到達するでしょう。ただし、法規科目だけは近年難化しており、合格するかどうかは運の要素もあります。

 筆者は過去問5年分だけを繰り返し、参考書は一切使いませんでしたが、一発合格(4科目合格)しました。解説を読んでもよく分からない箇所は、ググって調べていました。 

 Aさんのレベルであれば、過去問を解く前の事前勉強は不要です。解説を読んでよくわからないことがあっても、電験三種レベルであればググればたいてい解決します。Aさんにとって、電験三種はたやすい試験です。勉強時間20時間での最短合格を目指しましょう。 

お勧めの問題集

 筆者はオーム社と電気書院の問題集を愛用しています。とりあえず、電験ではこの二社が出版しているものを選択すれば、間違いありません。下記の10年分をこなせば合格するでしょう。10年分をこなしても、運が悪ければ一発で合格できないかもしれませんが、科目合格制を利用して、3年以内には合格できると思います。 

 

 迷わずに、他の参考書や問題集に浮気せず、ひたすら過去問を繰り返してください。それが合格の近道です。

 

<Bさんに提案する勉強法>

  まず、三相交流について理解・勉強してください。「三相交流とは」でググれば、解説サイトがいくらでもヒットしますので、正しく理解してください。三相交流は電験三種において(というか現代社会において)極めて重要な事項でありながら、高校物理ではあまり扱わないところです。三相交流さえ理解できれば、準備は完了。あとはひたすら過去問題をといてください。(いきなり過去問から着手することのメリットはこちらの記事を参照してください)

お勧めの問題集

 Aさんへのおすすめと同じですが、過去問演習は以下を推奨します。下記の10年分をこなせば合格するでしょう。10年分をこなしても、運が悪ければ一発で合格できないかもしれませんが、科目合格制を利用して、3年以内には合格できると思います。あ


 Bさんは電気系出身でないので、過去問を解き始めると、知らないことがたくさん出てくるでしょう。pn接合って何?GISって何?保護継電器って何?インバータって何?と。その都度ググったり、参考書を広げて調べればよいのです。

 過去問題を解きつつ必要な知識を暗記していくことが重要です。暗記してから解く、のでは時間がかかります。筆者も非電気系学部の出身でしたので、インバータやGISは一切知りませんでした。それでも上記の「解きつつ覚える」作戦で合格しました。意外となんとかなるものです。

 

過去問を解く→分からない問題や間違えた問題は解説を読み、理解・暗記する→過去問を解く

 

のサイクルを繰り返し、過去問5年分(完璧を期すなら10年分)を完全回答できるよう目指してください。

 なお、どうしても苦手な問題・分野があれば、捨てるのも手です。筆者はパワエレ分野が苦手で、これは捨てると最初から決めて、当時はまったく勉強していませんでした。

 5年分が確実に解けるようになれば、基本的には合格最低点(6割)には到達するでしょう。ただし、法規科目だけは近年難化しており、合格するかどうかは運の要素もあります。

最短で50時間も勉強すれば合格するでしょう。がんばってください!

 

<Cさんの勉強方法>

 Aさん、Bさんにはいきなり過去問を解くことを推奨しているのですが、Cさんのレベルでは解説を読んでも理解できないため、いきなり過去問を解いても必ず挫折します。そのため、まずは基本的な参考書で学習しましょう。

お勧めの参考集

 まずは下記の本で基本的な事項を勉強してください。電験に合格するためには、まず三角関数を理解する必要があります。三角関数とは、サイン、コサイン、タンジェントのあれです笑

 

 

 上記で高校レベルの数学(特に三角関数)を理解したら、参考書と問題集が一体となった学習本(例えば、下記の本)で学習を進めましょう。インプットとアウトプットを同時に行なうのが勉強時間を短くするコツです。もちろん下記の学習本である必要はありませんが、必ず説明と例題演習はセットになっている本を購入してください。効率的な理解と暗記のためには、アウトプット作業が必須です。

 

     

  上記の参考書+問題集の学習本をこなしたら、すでに過去問を解けるレベルに到達しているはずです。あとは、5年分(完璧を期すなら10年分)を目安に過去問演習を繰り返してください。

 オススメの過去問題集は以下です。オススメといっても、筆者は下記以外の過去問題集を使用したことがなく、比較検討した上でオススメしているわけではありません。過去問題集は何冊かありますので、自分に合うものを選んでください。

 

 ここまでくれば、あとはAさんの勉強方法と同じですので、Aさんの勉強方法の欄を参照してください。

 

 

もし過去問を解いてみて、計算力が不足している、、、!と実感した場合はオススメします。計算力を上げるにはとにかく実際に書き込むしかありません。計算力の向上という点において、ドリル形式は最適な練習方法です。

 

電験三種は価値ある資格

 第三種電気主任技術者という資格は業務独占資格でありその社会的なニーズは途切れることがありません。また知名度も高いため正当に評価されることが多い資格です。あなたが強電系の業務に就業している、あるいは就業を目指しているのであれば、きっと将来役に立つでしょう。試験勉強は大変かもしれませんが、その試験勉強に見合うだけの価値があります。受験資格に制限はなく、受験費用も比較的安価ですので、ぜひ試験勉強をがんばって取得を目指してください!

資格解説:電気主任技術者とは 〰電気の知識で社会貢献できる資格〰

どのような資格?

電気主任技術者とは

 端的に言えば、電気設備の保安監督者になるために必要な国家資格です。

電気事業法により、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、事業用電気工作物の設置者は責任者を選任しなければなりません。この責任者になるために必要な資格が電気主任技術者です。

 

注1:事業用電気工作物とは?

 事業用に使用する(つまり、一般家庭で使用しないような)電気設備、という意味です。発電所、送電線、変電所、配電のための設備などが事業用電気工作物に該当します。なお、事業用電気工作物でない電気工作物(一般用電気工作物と言います。一般家庭や小規模な店舗で用いる電気工作物です)の保安には電気主任技術者は必要ありません。当然ですが、家庭や小規模な店舗の管理に電気主任技術者は不要です。

試験の詳細は 

試験の詳細(日程、試験問題等)は下記を参照。

shiken.or.jp 

電気主任技術者は3種類ある

 電気主任技術者には以下の3種類があり、事業所の規模により必要な資格が変わります。

 

 ・第一種電気主任技術者免状

   すべての電気工作物 の保安の監督が可能

 ・第二種電気主任技術者免状

   170,000V未満の電気工作物 の保安の監督が可能

 ・第三種電気主任技術者免状

   50,000V未満の電気工作物 の保安の監督が可能

 

 第一種は最上位資格であり、これさえ取得すれば、第二種・第三種の部分も含めすべての電気工作物の監督の業務が可能ですから、第一種だけ取得すればOKです!…と言いたいところですが、資格取得の難易度は格段に高いです。資格取得の難易度が高い分、第一種を保持していれば周囲から一目置かれるでしょう。

 第二種は170,000Vまで監督することが可能です。電力会社を除けば、170,000Vを超える電気設備はそうそう多くありませんから、電気主任技術者が必要とされる事業所でも、第二種で間に合う事業所は非常に多いです。勉強時間に費やすコストと資格取得で得られるメリット(パフォーマンス)の割合で言えば、第二種が最もコストパフォーマンスに優れていると筆者は考えています。

 第三種は3種類ある電気主任技術者資格の中では最下位資格であり、強電系業務の就業者(あるいは就業しようとしている者)の登竜門的資格となっています。高校生から定年退職した世代まで、幅広く受験生がいます。第三種でも社会的評価は高いことから、取得の意義は十分にあります。

電気工事士や電気施工管理技師との違いは?

 よく混同されがちな2つの資格について、電気主任技術者との違いは以下のとおりです。

 

■電気工事士:実際に自分が作業員として電気工事を行うために必要な資格

→電気主任技術者は自分で手を動かして工事をするわけではありません。工事計画の立案など、あくまでも責任者・管理者としての立場で業務を実施します。また、工事だけではなく維持及び運用(の監督)も重要です。むしろ、工事よりも維持及び運用の方が主たる業務です。

 余談ですが、一般用電気工作物(家庭で使用する電気工作物)の管理に電気主任技術者は不要(上記の注1を参照)でしたね。これに対して、電気工事に関しては一般用電気工作物であっても、電気工事を実施する者は電気工事士である必要があります。これはもちろん、安全を担保するためです。

 

■電気施工管理技士:工事会社で現場監督をする際に必要な仕事です。

→電気施工管理技士についての詳細は電気施工管理技師のページを参照。

 

電気主任技術者のまとめ

 上記事項を要約すると、

  • 発電所や変電所などの事業用電気工作物には電気設備責任者の選任義務あり。
  • 責任者は、国家資格である電気主任技術者の取得者でなければならない。
  • 電気主任技術者は工事、維持及び運用に関して保安の監督をする。
  • 電気主任技術者には3種類(第一種、第二種、第三種)ある。
  • 電気工作物の電圧に応じ必要な資格が変わり、第一種が最上位資格である。

 ということですね。なんとなくご理解いただけたでしょうか?

 

取得するメリットは?

1.キャリアアップが見込める

 電気主任技術者として採用されれば、事業所における電気設備の責任者となり、給与面などの待遇向上が期待できます。また、法的な設置義務があるため、有資格者に対するニーズは今後も途切れることなく、転職する際にも有利です。もちろん、電気主任技術者の有資格者は事業所の責任者(電気主任技術者)になる資格がある、というだけであり、必ず責任者になれるわけではありません。当然ながら、責任者は一人しかなれませんので、大規模な事業所であればむしろ責任者(電気主任技術者)になれない可能性の方が高いでしょう。それでもなお、本資格を取得すれば電気設備に関する一定の知識を有していることの証明になり、転職や昇進で有利です。

 

2.年齢に関係なく活躍することが可能

 作業員としてではなく、監督(管理責任者)としての資格ですから、それほど体力を要求されません。要求されるのは、体力よりもむしろ知識や経験です。そのため、高齢となっても電気主任技術者として活躍することが可能です。大企業を定年退職後、別の事業所で電気主任技術者として雇用された、という事例もよくある話です。

 

3.電気屋(強電系)としての自己研鑽に有効

 試験勉強を通して、強電系の知識を取得・強化することが可能です。電気主任技術者としての業務に興味や関連がなくても、強電系の業務をしている方は、知識のブラッシュアップとして有効ですのでオススメです。 一方、弱電系の業務をしている方には、直接的に業務に役立つことはあまりないでしょう。

 

取得までの最短勉強時間は?

 筆者の独断と実際の受験体験による、合格までに最低限必要な勉強時間は以下のとおり。

*平均的な勉強時間という意味ではありません。「最低限これぐらいの勉強時間を確保しないと受からないよ」あるいは「効率的な勉強をすればこれぐらいの勉強時間でも合格可能だよ」という意味です。つまり、大多数の受験生は下記の時間より多くの勉強時間が必要でしょう。

ちなみに筆者は電気系ではなく情報系の出身で、電験の勉強をするまで「三相交流って何?」というレベルでした。 

 

第一種合格までに必要な勉強時間

 ・50時間(大学で電気工学を専攻し、強電系の業務に就業している)

 ・80時間(大学で電気工学を専攻し、相当強電系の知識がある)

 ・100時間(第二種合格者だが第一種レベルの知識はない)

▷難関で知られる第一種ですが、工学部の定期テストや大学院入試と似たような問題が出題されたり、実際の業務に密接に関連した知識問題が出題されたりするので、受験者によっては相当有利になります。昭和の時代には司法試験より難しい、などと言われた伝説的な資格ですが、平成以降は出題方法、問題の傾向や難易度の変更により、易化しています。そのため、取得も決して夢ではありません。

 

第二種合格までに必要な勉強時間

 ・50時間(大学で電気工学を専攻し、相当強電系の知識がある)

 ・150時間(第三種合格者だが第二種レベルの知識はない)

▷第三種から第二種は一気にハードルがあがります。特に、要求される数学のレベルが高校レベルから大学レベルへと飛躍し、微分方程式、ラプラス変換といった高度な数学テクニックが要求されるます。といっても、扱う数学の公式やテクニックはパターンが決まっていますし、数学的なセンスが求められるわけでもありません。工学部・理学部出身の方であれば難なく対処できるでしょう。

 

第三種合格までに必要な勉強時間

 ・20時間(大学で電気工学を専攻し、相当強電系の知識がある)

 ・50時間(高校で理系だった。高校レベルの数学や電気理論なら理解している)

 ・300時間(高校で文系だった。数学や電気の知識は中学レベル)

▷扱う数学や電気理論は概ね高校レベル。工学部電気系学科の学生であれば、参考書は不要で、過去問を繰り返すことにより合格することが可能です。高校・大学が文系だったという方でも、高校レベルの基本的事項から勉強すれば合格が可能です。

勉強方法は?

 具体的な勉強方法は各資格解説をご覧ください。

 

難関資格ではありますが、取得するだけの価値はあります。もしあなたが強電系の業務に就業しているか就業を目指しているなら、ぜひ取得をおすすめします。がんばってください。 

資格解説:資格試験に最短勉強時間で合格したければ、過去問より始めよ!

資格試験に最短時間で合格したければ、まず過去問より始めよ!

 私は国家資格から民間資格まで、20種類ほどの資格試験に合格してきました。我ながら暇人ですね笑 この体験を通して確信したことがあります。それは、

資格試験に最短勉強時間で合格するには、いきなり過去問を始めることがポイント

ということです。 

 傾向を知っているからこそ対策ができる

 読者の方には次のように疑問に思う方も多くいるでしょう。

「勉強もしていないのに、いきなり過去問を解けるわけないじゃないか」、「まずは参考書で独学するか、予備校や通信講座の講義を受講して知識をインプットするのが資格試験勉強の第一歩でしょ?」

 はい、そのとおりです。いきなり過去問を解いても、分からないこと・知らないことが多く、合格点には程遠いでしょう。それでもいいのです。いきなり過去問を解いて、分からない問題や間違えた問題は解説を読み、その解説を理解・暗記すればよいのです。”理解・暗記してから過去問を解く”のではなく”解きながら理解・暗記していく”のが理想です。解説を読んでも分からなければ、その時点で初めてググったり、参考書を広げて調べればいいのです。

 もちろん、限度はあります。その資格試験分野に関してまったくの素人であれば、簡単な入門書を1冊こなしてからでないと、解説を読むこともできないでしょう。それに関しては本ページの下段(過去問の前に取り組むべき入門書)で述べます。ただ、その場合でも、まずは過去問をみて、どのような形式でどのような内容が問われるか、傾向をつかんでから試験勉強を始めることをおすすめします。傾向がわかっているからこそ、対策としての試験勉強ができるのです。傾向をつかまずに試験勉強を始めることは、目的地を決定せずにとりあず航海に出発するようなもので、効率が悪いです。意味不明でも構いませんから、まずは過去問をみて、なんとなく傾向をつかみましょう。これが資格試験勉強の最初の一歩です。

普段の業務に関係する資格は断然過去問から!

 もしあなたが普段の業務に関係する資格を取得する場合、例えば、経理部員が簿記を取得したり、技師が技術士を取得する場合には、過去問から始めるのがよいでしょう。普段の業務自体が試験勉強の一部になっていますし、場合によっては学生時代にある程度勉強済みのはずです。解説を読んでもさっぱり理解できない、という項目は多くないはずなので、過去問から始めましょう。

 

いきなり過去問から始めることのメリット

いきなり過去問から始めることのメリットとしては、以下のような事項があります。


・記憶が定着しやすい

→実際に問題を解いて間違えた時が一番記憶に残ります。参考書を読んでも記憶した気になるだけで、実際はなかな記憶できません。インプットしたい時こそアウトプットしましょう。 
・出題されないことは勉強しなくてすむ
→どのようなことが出題されるのかわかるので、的を絞った勉強が可能となり、勉強時間の最小化が可能となります。
・戦略的に学習できる
→早期から過去問に慣れることで傾向をつかみ、この問題は今年は出題されないだろうから勉強するのはやめよう、などと取捨選択が可能です。
・モチベーションの維持ができる
→実際の過去問題を解いているので、これなら何とかなりそうだ、あるいはもう少しこの分野の勉強をすれば合格しそうだ、などと勉強の意欲が湧きます。

 

繰り返しになりますが、最短時間で合格したければいきなり過去問を解くこと、です。

  1. 過去問を解き、出題範囲・傾向・難易度・対策を把握する
  2. 過去問の解説を読んで理解・暗記する
  3. 過去問の解説を読んで分からないことは、ググるか参考書を広げる

という順番で試験勉強を進めましょう。

 私の過去の経験でも、参考書から勉強を始めた場合は、合格まで非常に時間がかかるか、途中で挫折してしまうことがほとんでした。ぜひ過去問からはじめてほしいと思います。

 

いきなり過去問から!、、、といっても限度がある。過去問の前に取り組むべき入門書

 いきなり過去問から始めたほうがよい、と言っても限度があります。例えば、「三角関数を知らないのに電験三種の過去問に取り組む」のはさすがに無謀です。解説を読んでもまったく理解できないでしょから、最低限解説を読んで理解できるだけのレベルに到達するまで、まずは入門書を1冊こなすべきです。ただし、入門書を読むことに決して時間をかけてはいけません。流し読みしたら、さっさと過去問に取り組んでアウトプット作業に励みましょう。

 

 具体的な入門書は各資格解説のページをご参照ください。

 

ぜひ、過去問を上手に活用して最短時間での合格を目指してください!