人生に好奇心を!

好奇心を原動力に、人生における様々な事柄を試してみるブログです。

資格解説:建設業経理士1級 〜意外と難関でもないぞ〜

どのような資格?

 ・建設業における会計処理の知識を問う試験です。

 →会計処理の試験といえば、簿記試験が有名ですよね。受注産業である建設業の会計処理は他の産業と比較して特殊な点も多いことから、建設業に特化した会計処理の知識を問う試験として、本試験が存在します。

 ・建設業経理士には、最上位の1級から初歩の4級まであり、本資格が最上位資格です。 

 ・建設業で就業している人が取得すべき資格であって、他の業界の人が取得するメリットはほとんどありません。

 →あなたが建設業従事者でなければ、本資格は気にする必要ありません。簿記を取得すべきです!

 

www.keiri-kentei.jp 

取得までの最短勉強時間は?

 2級合格者が1級に合格するには、40時間ほどの勉強時間が必要だと思います。2級と比較すると1級は難易度が急に上昇しますが、ある程度問題のパターンが決まっているで、3桁の勉強時間は不要でしょう。

<勉強方法> 

 2級合格者であれば、1級向けの参考書は購入せずに、いきなり過去問に着手しましょう。参考書を見たところで、どうせ覚えられないのです。過去問を解きながら、理解・暗記する、これが最も効率的です。

 

 1級、2級合格者は、公共工事の入札可否の判断の資料となる経営事項審査の評価対象の1つになります。資格を取得することは、あなただけではなく、あなたの会社にも有利です。これを読んでいる方が建設業界で働いていれば、ぜひ取得してみてください。

 

資格解説:アロマテラピー検定

どのような資格?

 ・アロマテラピーの知識を問う検定です。

 ・公益社団法人 日本アロマ環境協会が実施する民間の検定試験です。

日本アロマ環境協会のHPから以下引用です。

アロマテラピーの効用が、家庭だけでなく、ビジネスシーンや医療・介護の現場でも注目されるようになり、安全に実践できる知識がますます求められています。
アロマテラピー検定で基礎知識を習得することにより、さまざまな場面で植物の香りを役立てられるようになります。”

 

詳細は以下の解説を参照してください。

www.aromakankyo.or.jp

 

実際に検定に合格した感想

 今までこのアロマは好きな匂いor嫌いな匂い、という単純な観点でしか認識していませんでした。アロマの効果効能を知って少しは役にたつかな。もちろん、ほとんどの人にとってこれはあくまでも趣味の資格です。私も趣味というより、話のネタで取得しました笑 今のところ、実益上のメリットはなし(期待もしていませんが)

 

取得までの最短勉強時間は?

 私は10時間以下の勉強で合格しました。土日を1回使って勉強すれば合格するでしょう。 

勉強方法は? 

 公式テキストと過去問を3年分で十分合格します。テキストを2,3時間ぐらいで流し読みし、あとは過去問を4,5時間ほどかけてやればよいでしょう。間違えたところをノートに書きまとめ、試験前日に見返しましょう。大げさな勉強は不要です。

 さて、実際の試験には匂いの判別試験があります。当然ですが、テキストだけでは匂いの判別ができるようにはなりません。実際に精油の匂いに触れることが必須です。配点が少ないので、私は最初から捨てていました笑 

 

・公式テキスト

・過去問

 

上記以外は不要です。

 

資格解説:G検定 ~ディープラーニングは何者だか知りたくて受けてみた~

どのような資格?

 ・「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する」資格です。

 ・ざっくり言えば、今話題の「AI、機械学習、ディープラーニグ、」等に関する知識を問う検定です。

 ・受験制限はなく、誰でも受験可能です。

 ・一般社団法人日本ディープラーニング協会による民間検定資格です(国家資格ではない)

www.jdla.org

 

実際に受験してみた感想

 昨今話題のディープラーニングに関する最低限の知識を取得したいと思い、受験してみました。試験の内容は、あくまでもディープラーニングに関する教養を問うもので、この検定に合格したところで、ディープラーニングのプログラムを実装できる能力が身につくわけではありません。あくまでも実践的能力を問うのではなく、一般教養としての知識を問うものです。

 現代社会に生きるビジネスパーソンなら、この程度の最低限のことは知っておこう、というレベルが出題されます。そういった意味で、本試験は文系や営業職の方にこそオススメです。文系や営業職の方でも、本試験を通して勉強を実施することでディープラーニングに関する話題についていけるようになります。身につけた教養は、エンジニアとの対話を円滑に進めることやクライアントへのプレゼン能力の向上に多いに役立つでしょう。

 理系の方であれば本試験に合格して満足してはいけません。オライリーの参考書でも購入して、さらなる高みを目指すべきです。同じく日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施しているE資格を受験するという手もあります。E資格はG検定の上位資格で、プログラムを実装する能力が問われます。

 

取得までの最短勉強時間は?

 10時間もあれば十分です。単に合格をめざすのであれば、まったく難しい試験ではありません。G検定は、なんと試験本番でノートや参考書を参照したり、ググることがOKな試験です。事細かに暗記する必要はなく、なんとなく理解すればOKです。本番では逐次調べればよいので。とはいっても、試験は時間との戦いですので、最低限の知識は頭に入れておく必要はありますよ。

 本質的に内容を理解することはできないかもしれませんが、小学生でも合格可能な試験でしょう。

 「G検定 カンペ」で検索すると、他の受験生のカンペメモがヒットします。参考にしてみてください。繰り返しになりますが、G検定はカンペの使用が公式に認められている試験です。

<勉強方法>

 私は参考書1冊を3周流し読みし、その後に問題集を1回解きました。それだけですが、合格しました。 以下の2冊をオススメします。他の参考書・問題集は不要です。

 なお、ネットの情報によればAI白書を読むことを推奨している方もいますが、試験合格をゴールとするのであればAI白書は不要です。ボリュームや範囲も広く、試験対策としてはピントがずれているでしょう。運転免許の試験対策として自動車の専門書を読むようなものです。コスパが悪すぎます。(ただし、AI白書自体は素晴らしいので、合格した後に余裕があれば是非読んでほしいです)

  

 ・参考書  必須の1冊、試験団体であるJDLA協会が執筆した公式テキストです。

 

 ・問題集  問題の量、質もちょうど試験レベルでよい感じ。

   

上記以外には何も購入していません。

文系の方でも、10時間勉強すれば合格します。頑張ってください!

 

 

資格解説:建設業経理士2級 〜簿記の素人であってもすぐ取得できます〜

どのような資格?

 ・建設業における会計処理の知識を問う試験です。

 →会計処理の試験といえば、簿記試験が有名ですよね。受注産業である建設業の会計処理は他の産業と比較して特殊な点も多いことから、建設業に特化した会計処理の知識を問う試験として、本試験が存在します。

 ・最上位の1級から初歩の4級まであります。

 ・3級と4級は本当に初歩なので、受ける必要ないと思います。受けるなら2級から!

 

 ・建設業で就業している人が取得すべき資格であって、他の業界の人が取得するメリットはほとんどありません。

 →あなたが建設業従事者でなければ、本資格は気にする必要ありません。簿記を取得すべきです!

 

www.keiri-kentei.jp 

取得までの最短勉強時間は?

 私は数年前に取得したので、あまり詳しく覚えいていませんが、せいぜい10〜20時間ぐらいだったかな?同じ2級でも、日商簿記2級よりははるかに簡単です! 

 私がエンジニアですので、簿記のことは何も知りませんでした。借方、貸方ってなに?この漢字はなんて読むの?というど素人レベルでした笑 それでも10〜20時間で合格しました。ド素人でもそれぐらいの勉強時間で合格する、ということです。

<勉強方法> 

 まず、簿記の基本を勉強しましょう。簿記3級レベルの話題が理解できれば十分です。私は借方って何?貸方って何?というレベルだったので、以下のような参考書で勉強しました。

 

 

簿記3級レベルの入門書を1冊読んだら、あとは過去問3年分を解きました。

 

 本資格のレベルであれば、上記の2冊以外に揃える必要はないです。とにかく過去問題を解き、わからなかったところは解説を読んで理解する。理屈が理解できないところは、とにかく丸暗記です笑 理系科目と違って、簿記の試験はなぜそうなるの?と腑におちないところがあります。が、あまり深く考えず、そういうものなんだ、ぐらいで深追いはやめておきました。

 1級、2級合格者は、公共工事の入札可否の判断の資料となる経営事項審査の評価対象の1つになります。資格を取得することは、あなただけではなく、あなたの会社にも有利です。これを読んでいる方が建設業界で働いていれば、ぜひ取得してみてください。

 

資格解説:応用情報処理技術者 〜ITエンジニアなら一発合格目指せ〜

どのような資格?

 「高度 IT 人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT 人材としての方向性を確立した者」を対象とした試験です。IT系の業務に従事している者が知識・技能の証明をするための試験、というとことです。受験資格は特にないので、非IT系の方でも教養の一環として取得するのもありです。筆者は学生のときに取得しました。詳細は以下を参照してください。

www.jitec.ipa.go.jp

 

取得までの最短勉強時間は?

 あなたが基本情報処理試験レベルの知識があるのであれば、50時間ほどで合格すると思います。 過去問を1年分解くのに(回答と答え合わせ含め)10時間とすると、5年分(50時間)も勉強すれば合格最低点に到達するのではないでしょうか。 参考書は購入せずに、いきなり過去問を解き、分からない問題は解説を読んで理解する、というサイクルを繰り返せばOKです。基本情報処理試験レベルが理解できるのであれば、応用情報処理試験レベルの解説も理解できますので、参考書は購入せずにお金を節約しましょう。解説を読んでも理解できない箇所は、ググればいいのです。ググっても理解できない箇所は、もう捨てましょう。過去問至上主義です。

 あなたがもしIT系に関して素人であれば、まずはITパスポート試験レベルから勉強を始めることを推奨します。

勉強方法は?

 下記の問題集を1冊こなせばOK!参考書は不要です。20回分ありますが、あなたが基本情報レベルを理解しているのならば、20回分を解く必要はありません。5回分+αぐらい解けば合格最低点に到達すると思います。αは得意・不得意に合わせて、苦手な分野だけを解くとか調整してください。

 

 応用情報処理は何度も何度も挑戦するような難関試験ではありません。ぜひ、勉強を頑張って筆者同様に一発合格を目指してください!

 

資格解説:技術士 〜勉強法(一次試験)〜

技術士試験には一次試験と二次試験がある

 技術士試験には一次試験(マークシート式試験)と二次試験(記述式試験および口頭試験)があります。今回は一次試験の勉強法について記載します。

(技術士に関しては、こちらの記事を参照ください)

 

技術士一次試験の勉強法

まずはこの参考書で技術士試験の勉強法を学ぼう

 あなたが技術士試験の勉強をこれから始める場合には、下記がオススメです。技術士の試験勉強のイロハ丁寧に解説しています。

 なお、なぜか本書は発売前にアマゾン売れ筋ランキング1位になっていました。なんでやねん!笑

一次試験は難しくない

 一次試験はそこまで難しくありません。最年少合格者はなんと小学生です。真面目に勉強すれば1発で合格します。

 勉強時間もせいぜい数十時間オーダです。受験生は基本的に現役の技術者なので、一次試験の勉強を気合いを入れてしなくても、それなりに技術的知識や時事問題的な知識は持ち合わせているのです。したがって、ゴリゴリとインプットの勉強をすると言うよりも、過去問を数年分解いて、不明点を調べるぐらいの軽い勉強が中心になります。

 繰り返しますが、一次試験は小学生でも合格していますので、決して難しい試験ではありませんよ。絶対に1発で合格しましょう!

一次試験には 「基礎・適正」科目と「専門」科目の2通り

・基礎・適正科目:問題集を1冊こなせば合格します。

・専門科目:過去問5年分をこなせば合格します。

 

適正試験対策

 適正試験対策は以下がオススメです。これだけしか勉強しませんでしたが、合格しました。

 なお、全てを解く必要はありません。運転免許の試験と同様に、常識で解ける問題も多いのが特徴です。仮に1年分を解いて合格点をゆうに超えるようであれば、それ以上の勉強は不要です。

 

専門試験対策

 各自の専門科目にあわせて、過去問を5年分もこなせば十分でしょう。なお、筆者は電気電子部門を選択したので、一応電気電子のオススメの問題集をあげておきます。

 

 なお、受験生の多い部門(建設、上下水道、機械、電気など)は参考書や問題集に困らないと思いますが、受験生の少ない部門は問題集が少なく困るかもしれません。ただし、参考書や問題集が入手できなくても、過去のサイトから過去問を5年分も解けば十分な気もします。大半は学生時代に勉強した基本的内容の復習に過ぎませんから、回答に窮することも少ないでしょう。

 

www.engineer.or.jp

 

まずはさっさと一次試験に合格しよう

 技術士を目指すものにとって、(JABEE認定者を除けば)一次試験に合格しないことには始まりません。受験資格もありませんので、さっさと合格してしまいましょう!

資格解説:ITパスポート 〜全てのビジネスパーソンにぜひ取得してほしい〜

どのような資格?

 「職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者」を対象とする資格で、ITリテラシーを問う資格です。本試験は、

  • 情報処理資格の中で最も難易度が低い(スキルレベル1) 
  • IT技術者向けではなくIT利用者向け

という試験となっています。

 IT系の専門技術者が取る資格ではなく、文系の方も含めて、現代社会に生きるすべてのビジネスパーソンが最低限これぐらいは教養として知っておきましょう、という資格です。現代社会に生きるビジネスパーソンのほとんどは、PC、スマホ、インターネットといったITを利用していますよね。利用者側でもこれぐらいは知っておこう、という事項が本試験の出題内容になっています。

 本資格を所持していることにより、就職活動で有利になることはまずないでしょう。もしあなたが技術者なら、資格の難易度が低いため履歴書に記載してはいけません。私は英語ができますと言って英検4級を履歴書に書くようなもので、かえって能力を疑われてしまいます。

 

 詳細は以下の解説を参照してください。

www3.jitec.ipa.go.jp

 

取得までの最短勉強時間は?

 あなたが社会人であれば、たとえITに関して素人であったとしても、真面目に20時間も勉強すれば合格するでしょう。その気になれば1週間もあれば合格する、ということです。さすがに、「パソコンって何?」って言うレベルだと厳しいですが。

 

勉強方法は?

ITパスポートのように簡単な試験で予備校に通わない!通信講座を受けない!

 国家試験の中では非常に優しい部類に入ります。間違っても何万円もする高額な通信講座や予備校講座を受講してはダメですよ。お金の無駄遣いです。独学&参考書1冊(二千円ぐらい)で合格しますよ!独学でダメなら、高額な通信講座や予備校講座を受講してもどの道合格しないでしょう。

具体的な勉強方法 

 以下では、具体的に勉強方法を提案します。

  1. 基本事項をインプットする(下記の参考書を3回流し読み)
  2. 過去問を5年分解き、間違えたところを理解する。

これだけで合格すると思います。

 

<1.基本事項をインプットする>

 下記がオススメです。これ1冊でよいでしょう。分からないところがあればググればいいのです。ググってもわからい問題は、最悪捨てれば良いのです。満点を目指す必要はないのですから。参考書や予備校にお金をかけるのはもうやめましょう。

<2.過去問を解く>

 過去問を購入する必要はありません。ありがたいことに、ネット上にゴロゴロ転がっているので、検索してみましょう。資格試験はなるべくお金をかけずに合格しましょう。お金をかけてもかけなくても、合格すれば同じです。

 

一発合格を目指して、頑張ってください!

資格解説:技術士 〜役に立たないけど役に立つ資格〜

「技術士」に関して興味を持ち始めた方向けに、技術士という資格の概要を説明します。受験をしようか迷っている方、技術士とは無関係だが単純に技術士とはどのようなものか知りたい方、よければご一読ください。

 

どのような資格?

 

技術士とは国家に公認された科学技術に関する高度な能力を有する専門家デス!

技術士とは何者だ?

 技術士とは一体何者でしょうか?その答えは技術士法に以下のとおり明記されています。

「技術士とは、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者」

上記が法的な定義になりますが、技術士をさらに分かりやすい言葉で説明すれば、

技術士とは国家に公認された科学技術に関する高度な能力を有する専門家」ですね。これが技術士とは何者か?の答えになります。

技術士試験は決して超難関試験ではない!

 技術士は高等の専門的応用能力を問う試験であり、(医師免許は例外として)「理系の最高峰資格」と言う人もいます。ただし、格式が最高峰に位置付けられているというだけであり、試験の難易度が最高峰という意味ではありません。筆者にとって、技術士より難易度が高く感じられた理系の国家試験は他にありました(例えば、第一種電気主任技術者試験)

 それにも関わらず最高峰だと言われる理由は、おそらく受験資格として非常に長い実務経験を要求されるからでしょう。決して試験問題自体のレベルによるものではないと思います。この認識は非常に重要です。必要な暗記項目の数や合格率などから言っても、技術士試験は決して超難関試験ではないのです!超難関という幻想に惑わされて、合格を簡単にあきらめないでくださいね。そう、あなたもやればできる!

技術士に関する補足事項

 技術士制度とは科学技術に関する高等の能力を有する専門家(研究者、エンジニア、設計者、技術コンサルなど)を認定する制度ですが、これは第二次大戦後の復興期に信頼できる技術者が社会的に必要とされたことから開始されました(1957年に技術士法が制定)

 同様の技術士制度は諸外国にもあり、米国のPE制度などが有名です。

 技術士試験では科学技術に関する能力のみが問われるわけではありません。技術者としての倫理も試験で問われます。かっこよく言えば、技術士とは能力だけではなく倫理も有する科学技術の専門家ですね。

 

技術士には多種多様な部門があり、同じ技術士でも専門はバラバラ!

技術士は21部門!

 技術士には、機械、電気電子、化学、建設、情報工学、農業、森林、、、など21の部門があり、専門が多岐にわたることが特徴です。一口に技術士といっても、電気電子部門の技術士、農業部門の技術士、などのように各人の専門はバラバラです。 

 「技術士の名称を用いる時は部門まで明示しなければならない」と定められており、名刺などに記載する際には部門名まで記載することになります。例えば、「技術士(電気電子部門)」のように記載します。

 同一の部門であっても二次試験を受験をする際にはさらに選択科目があり、例えば電気電子部門であれば、「電力・エネルギーシステム」から「電気設備」まで5つの選択科目があります。名称はあくまでも部門までを明示しますので、受験時にどの選択科目を選択したかは、本人に聞かないと分かりません。

(参考:日本技術士会HP

               https://www.engineer.or.jp/c_topics/002/attached/attach_2255_1.pdf

 部門(業界)によって知名度が違う!

 技術士は21ある部門ごとにその受験人数は大きく変わります。毎年、建設部門が圧倒的に多く全体の半分近くを占めます。一方、マイナーな部門では受験人数が2桁だけということもザラです。自分が受験を考えている部門があれば、その部門の受験人数を是非調べてみてください。筆者の考えでは、受験人数≒その部門(業界)での知名度&評価≒資格の必要性 だと思っています。後述しますが、あまりにもマイナーな部門であれば、技術士を取得するメリットは少ないかもしれません。

 

技術士の資格は名称独占資格であり業務独占資格ではない! 資格というより検定!

技術士は名称独占資格であり、業務独占資格ではない!

 前述のとおり「技術士とは、技術士の名称を用いて(中略)業務を行う者」という法的な定義がありましたね。技術士の資格を持っている者のみが技術士を名乗ることができ(名称独占資格)、技術士の資格を持っていないものが技術士を名乗ることは法的に許されません

 ここで注意すべき事項は、技術士の資格がなくても科学技術に関する計画、研究、設計、分析、評価といった業務を実施することは可能である、ということです。技術士でない設計者、研究者などはいくらでもいますし、むしろ取得していない者の方が圧倒的多数を占めます。

 つまり、技術士は業務独占資格(医師、弁護士、公認会計士、建築士、電気主任技術者などのようにその資格なしには業務を実施できないもの)ではありません。

 技術士は名称独占資格だが業務独占資格ではない、ということが非常に重要なポイントです。

技術士が業務独占資格となる例外

 例外的に建設コンサルトだけは技術士の資格が必要になりますので、業務独占資格としての性格を持ちます。建設コンサルタント以外では、技術士による業務独占はありません。

技術士は資格というより検定のイメージ

 上記のことから、技術士は周囲に知識・能力をアピールできる検定(TOEIC、英検、漢検など)というイメージに近いと思います。技術士の資格を取得することにより、「私は技術士です!」とドヤ顔で名乗れるようになるわけですが、技術士の資格を活かして何か新たな業務ができるようになるわけではありません。監理技術者や他の国家試験の試験免除などもありますが、それは別の資格でも業務が可能ですし、、、。 

 え、苦労して受験勉強をして、晴れて難関試験に合格しても、資格の効力は技術士であることを名乗れるだけ?と思われるかもしれませんが、その答えは残念ながら部門によってはYesと言わざるを得ない部門もあります。技術士が有利になる部門の一例を下記にあげます。

技術士が業務上有利になる部門

(執筆中)  

技術士は本当に役に立つのか?それは部門による、としか言えない

技術士取得のメリットは部門により大きく変わる

 前述のとおり、技術士は資格というより検定に近く、建設コンサルトを除けば技術士の資格が必須である仕事というのは基本的にありません。人によっては「足の裏のご飯粒」(気持ち悪いから取るけど、取ったところで食えない)と呼びます。技術士の資格がなくても仕事はできるのですから、技術士という資格が役に立たないと思う人もいるでしょう。

 筆者は役に立つか立たないかは部門次第だと思っています。技術士の資格を取得することのメリットは、一般的には次の5つぐらいかと思うのですが、

  1. 能力アピール→知名度や世間の評価の高低は業界による。知名度なければ意味なし!
  2. 技術力の向上→技術士の勉強以外でも技術力の向上は可能。
  3. 文章力の向上→技術士の勉強以外でも文章力は向上は可能。
  4. 人脈の構築→技術士の少ない部門なら有効ではない。学会や社外セミナーでも構築可。
  5. 海外で活躍(APECエンジニア制度など)→認証のない部門では意味なし。

というように、技術士であることの旨味は部門によって大きく変わります。

技術コンサルタントとして独立を目指すなら部門によらず有効

 もしあなたが技術コンサルタントとして独立を目指すならば、技術士という資格は非常に武器になります。企業や大学に組織していれば、その組織に属していること自体が周囲からの信用を生みますが、個人として独立する場合にはクライアントの信頼を獲得するために能力アピールが必要です。技術コンサルタントとしての能力を示す国家資格は技術士ぐらいしかありません。そのためマイナーな部門であっても、技術コンサルタントとして独立を目指すなら是非取得すべきです。

本当にあなたの部門で技術士を取得するメリットはありますか

 ネット上には技術士を取得することのメリットが声高に主張されています。主張者はおそらく、建設・上下水道・機械・電気電子などのメジャー部門の取得者か、技術士試験を飯の種にしている塾・予備校関係者か、試験勉強で成長を実感できた者か、技術コンサルか、そうでなければ心理学的に自己正当化をしている者(苦労して取得した技術士の資格を無駄だとは思いたくない)、といったところでしょう。あなたが上記のどれにも当てはまらなさそうなら、受験の前に本当に技術士を取得するメリットがあるか、考えてみてください。

 筆者(電気電子部門)は技術士の受験勉強の過程で、文章力の向上や社会情勢に対する知見の獲得など、技術者として多くの学びと成長を感じました。その点では受験してよかったな、と心から思っています。ただ、実益に直結するメリットは(まだ)ありません、、、。

 もちろん、技術士になるための試験勉強を通して大きく成長することは間違い無いですし、技術士であることのデメリットは一切ありませんが、代償として失う受験勉強の時間と費用は小さくありません。技術士の資格を取得するメリットと失う時間および費用をよく比較してみてください。

参考リンク

 上記では技術士という資格の概要を述べましたが、詳細は下記のWikipediaと日本技術士会のホームページを参照してください。

ja.wikipedia.org

 

www.engineer.or.jp

 

取得までの最短勉強時間は?

勉強時間は500時間ぐらい?

 技術士は受験生による知識・経験・業務内容の差が大きく、学習時間の個人差が大きいです。筆者は技術士(電気電子部門)を受験しましたが、電気主任技術者やエネルギー管理士(電気)の学習経験があったので、勉強時間の短縮に役立ちました。他のサイトには、1000時間〜2000時間という記載もありますが、さすがに技術士試験に1000時間もかかるかな?というのが率直な感想です。

 過去問(二次試験)を1年分解くのに10時間かけたとしても、10年分で100時間。さらにインプット(専門書や新聞を読んだりノートにまとめる)を1日2時間で勉強し、それを半年続けても360時間。加えて、添削指導、1次試験対策、口頭試験対策などを含めても、500時間勉強すれば合格するのでは?というのが正直な感想です。500時間勉強してもダメであれば、2000時間勉強しても合格しないような、、、。

 

勉強方法は?

 以下を参照してください。

一次試験対策方法(執筆中)

二次試験対策方法(執筆中)

 

末尾までご覧いただき、ありがとうございます。少しでも興味を持たれたなら、あなたもぜひ技術士試験を受験しましょう!ネガティブなことも記載しましたが、技術士の試験勉強を通して技術者として成長できるのは間違いありませんので。

資格解説:気象予報士 〜本当は難関試験じゃない〜

どのような資格?

国家資格なのにほとんどの人は趣味で取得

 天気予報(予報業務)を行う事業者は、現象の予想を気象予報士に行わせる義務があります。 気象予報士以外が天気の予報業務をすることは法的に許されません。当然ですが、仕事以外で天気予報をする分には資格は不要です。一般人が「明日は晴れるだろう」「雨になるだろう」と各々好き勝手に趣味の範囲で予報するのは自由です。趣味ではなく仕事として予報業務に従事する際に必要となる資格ということですね。

  とは言っても、大半の気象予報士は趣味として資格取得をした者であり、生業としている者はほんの一握り(数%以下)です。テレビのお天気コーナーに出演しているキャスターも、自前で予報業務をしているわけではなく、あくまでも解説をしているだけですから、気象予報士の資格は不要です。お天気コーナーの出演者は、箔を付けるために取得しているだけです。筆者も天気予報が自分でできるぐらいの知識を取得できたらいいなあ、ぐらいの緩い理由で取得し、気象業務には一切関わっておりません。

(参考:気象庁HPより/気象予報士について)

www.jma.go.jp

試験内容

   試験の内容は当然、気象の知識(理学的知識、天気図の読み方、予報の解釈など)を問うものが中心となります。

 試験は大きく分類すると学科試験と実技試験があります。学科試験がマークシート式、実技試験が記述式となります。筆者は当初、実技試験をペーパーテスト以外の何か実技をするものだと思っていました笑。実際には実技といっても、単に記述式のペーパーテストに過ぎません。

 学科試験にはさらに「一般知識」と「専門知識」があります。後述しますが、参考書も「一般知識」編、「専門知識」編、「実技試験」編の3冊に分かれているものがおすすめです。

 実際にどのような問題が出題されるかは、下記のHPに過去問がありますので、参照してください。

www.jmbsc.or.jp

 
 気象予報士に関するよくある誤解

よくある誤解その1:気象予報士試験って難関試験でしょ?

気象予報士試験は難関試験ではありません。その証拠に小学生でも合格しています。合格率が5%程度なので、この数字だけで判断すると一見難関に思えますが、これには数字上のトリックがあります。他の国家試験と違って業務上の必要性から取得する者(=プロ)が少なく、趣味の延長線上で受験する者(=アマチュア)が多いからです。はっきり言えば、勉強不足のアマチュア受験生が合格率を下げているだけです。プロが受ける試験で合格率が5%なら確かに難関試験ですが、アマチュアのド素人が受ける試験で合格率が5%なら難関試験ではありません。単に母集団のレベルが低いだけです(少し言い過ぎですが)

 難関試験だと錯覚してしまうもう一つの理由は、記述式の回答欄があることでしょう。記述式試験の場合、たとえ問われる問題の難易度のレベルが同一であっても、マークシート式に比較して正答率はグッと下がります。知識がある事と、それを記述できる事はまた別です。知識は十分にありマークシート式なら回答できるのに、記述式で問われるとお手上げ、という受験生も多いのです。

 

よくある誤解その2:気象予報士であれば天気予報が自力で可能になるのでしょ?

→予報業務はそんなに甘くありません(と言っても筆者も実際の予報業務のことは何も知りませんが)気象予報士の資格を所得するぐらいでは、実際に予報する能力は身につきません。せいぜい、気象庁の天気図や発表を正しく理解できるだけです。

 

実際に気象を予報するには、

  • 情報を収集するセンサー(アメダスなど)や人工衛星(ひまわりなど)があって
  • センシングした情報を処理し気象を予測するスパコンがあって
  • 何年もの実務経験を積み知識と経験を蓄積して
  • 組織(気象庁やウェザーニュースさんなど)としてのノウハウを活用して 

初めて可能になります。

 声を大にして言いたいのは、気象予報士試験は大して難関試験でもないし、取得したからといってすぐに自力で詳細な気象予報ができるレベルには到達しない、ということです。あくまでも趣味の資格ですね。

 

取得までの最短勉強時間は?

 筆者の経験では、100時間未満でした。試験勉強を始めたたときの筆者の気象知識は、中学校理科で習った知識だけ、、、。それでもなんとかなりました。

 

勉強方法は?

 中学校レベルの知識しかない筆者が下記の3冊だけで独学合格しました。

本当にオススメです。本書以外、何も購入していません。

 オススメの3冊

<オススメのテキスト:一般知識編>

 

 <オススメのテキスト:専門知識編>

 

<オススメのテキスト:実技編>

 
科目免除制度を活用しよう

 気象予報士は難関試験ではない!と断言しておいて恐縮なのですが、筆者は3回目で合格しました。「2回受けたけど残念ながら落ちてしまい、3回目でやっと合格した」ということではありません。筆者は受験するときに研究が忙しく、勉強時間を多く確保できなかったので、最初から3回目での合格を目指していました。気象予報士には科目免除制度がありますので、学科試験で合格した科目は、1年以内であれば試験が免除されます。この制度をうまく活用すれば、勉強する科目を1つに減らせますので、勉強時間が確保できないときは有効な手段です。もちろん、1発合格を目指すのもありです。がんばってください。

資格解説:第一電気主任技術者 〰試験勉強時間と参考書〰

どのような資格?

 ・第一種電気主任技術者免状

   すべての電気工作物 の保安の監督が可能 となる資格です。

詳細は以下の解説を参照してください。

shikaku-fa.hatenadiary.com

 

取得までの最短勉強時間は?

 次のとおり、受験者の経歴により2通りに分類した上で、筆者の独断と偏見による合格までに必要な最短勉強時間は、

 

 Aさん:大学で電気工学を専攻し、強電系の知識(四端子定数、対称座標法、過渡安定度・定態安定度、保護継電器など)があり、強電系の業務(電力会社、重電メーカ、エンジニアリング会社、特高電気を扱う施工会社、など)に就業している。

→最短80時間

  

Bさん:第二種合格者だが第一種レベルの知識はない

→最短100時間

 

というところでしょうか。これぐらいは最低でも勉強時間が必要だ、あるいはこれぐらいでも合格する可能性が十分ある、という時間の目安です。

 

勉強方法は?

 以下では、Aさん、Bさんにそれぞれ勉強方法を提案します。

 

<Aさんに提案する勉強方法>

 1次試験も2次試験も、参考書は購入せずに、いきなり過去問から着手すればOKです。

(いきなり過去問から着手することのメリットはこちらの記事を参照してください)

  電験一種の難しさは、電気の知識というよりはむしろ要求される数学力にあります。あなたが大学で工学部や理学部を卒業したのであれば、学生時代に習ったことの復習にすぎません。その難しさは既に学生時代にクリア済みなのです。取り立てて新たな勉強は不要です。 

 

過去問を解く→分からない問題や間違えた問題は解説を読み、理解・暗記する→過去問を解く

 

のサイクルを繰り返してください。

 

  1次試験は過去問10年分を完全回答できるよう目指してください。このとき、二種の過去問も同時に10年分解くことがコツです。出題にも流行り廃りがありますので、一種の過去問を20年分解くよりも、一種の過去問を10年分&二種の過去問を10年分解いたほうが効果的です。

 1次試験の勉強をする上で、もう一つコツがあります。電力科目は問題文を含めて丸暗記するぐらいのつもりで勉強をすることです。これは二次試験の「電力・管理」科目の論説対策にもなります。1次試験の問題文が2次試験の論説の模範回答になる、というイメージです。

 筆者は、第1種を過去7年分、第2種を過去7年分解きました。本当はそれぞれ10年分ずつ解きたかったのですが、時間切れにより7年分しか解けない状態で本番を迎えました。そのため、理論と法規は合格最低点スレスレでの合格でした笑

 

 2次試験は過去問15年分を完全回答できるように目指してください。

 計算問題に関しては過去15年分が解けるようになれば、何とか合格最低点には到達するのではないでしょうか。

 論説問題は出題範囲も広く、残念ながら過去何年分解けば大丈夫ということはありません。何が出題されるかを予想するのも困難です。去年火力系の問題が出題されたから今年は水力系、ぐらいを予想するのは可能ですが、それでも依然として出題範囲は膨大です。

 とにかく、計算問題にターゲットを絞って勉強するのが吉です。本番ではまず計算問題を解き、余った時間で論説問題を解く、ぐらいでよいかと思います。ただし、水力系の問題が出題されると予想される年を受験する時は、水力系の論説問題はパターンが少ないのでぜひ得点源にしておきましょう。 

お勧めの過去問題集

 筆者が使用した参考書をいくつか列挙しておきます。

 

 *上記は電力科目だけを勉強するのがオススメです。二次の論説対策にもなるからです。理論、機械、法規はやる必要ありません。これだけの量をこなす必要性はないですし、そもそも詳細な解説がないので、理論、機械、法規の勉強には向いていないのです。電力科目は、前述のとおり、”問題文ごと暗記する”つもり勉強しましょう。

 

<Bさんに提案する勉強法>

 まずは二次試験の「電力・管理」科目の過去問(の問題と解答)を15年分見てください。そして自分が聞いたことがない項目(四端子定数、対称座標法、反射など電験二種ではほとんど問われないもの)をピックアップしてください。ピックアップした各項目をググって、理解していきましょう。

 どうしてもよく理解できないものは「なんだかよくわからないけど式だけ覚える。意味は分からないけど、代入と式変形だけはできるようになろう」といった割り切りも大切です。理解していることと問題を解けることは別次元ですので、電験一種レベルではこのような割り切りも大切です。

 後はAさんの勉強法と同じです。 前段の<Aさんに提案する勉強法>を参照してください。

 

第一種のワンポイントアドバイス!

 筆者が実際に電験一種の受験を通して学んだことをアドバイスします。大したアドバイスではありませんが、

  1. 超難関資格であるというのは昭和の幻想である!令和なら努力すれば合格します!
  2. 一種の過去問を解くときには、二種の過去問も同時に解いて出題傾向をつかもう!
  3. 計算問題と論説問題の勉強比率は7:3で!

 

 時代は令和になり、電験一種は努力すれば報われる試験となりました。超難関試験ではありますが、その分合格したときの喜びはひとしおです。日本全国どこでも通用する、一生モノの資格ですので、ぜひ諦めずに試験勉強を頑張ってください!