どのような資格?
・「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する」資格です。
・ざっくり言えば、今話題の「AI、機械学習、ディープラーニグ、」等に関する知識を問う検定です。
・受験制限はなく、誰でも受験可能です。
・一般社団法人日本ディープラーニング協会による民間検定資格です(国家資格ではない)
実際に受験してみた感想
昨今話題のディープラーニングに関する最低限の知識を取得したいと思い、受験してみました。試験の内容は、あくまでもディープラーニングに関する教養を問うもので、この検定に合格したところで、ディープラーニングのプログラムを実装できる能力が身につくわけではありません。あくまでも実践的能力を問うのではなく、一般教養としての知識を問うものです。
現代社会に生きるビジネスパーソンなら、この程度の最低限のことは知っておこう、というレベルが出題されます。そういった意味で、本試験は文系や営業職の方にこそオススメです。文系や営業職の方でも、本試験を通して勉強を実施することでディープラーニングに関する話題についていけるようになります。身につけた教養は、エンジニアとの対話を円滑に進めることやクライアントへのプレゼン能力の向上に多いに役立つでしょう。
理系の方であれば本試験に合格して満足してはいけません。オライリーの参考書でも購入して、さらなる高みを目指すべきです。同じく日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施しているE資格を受験するという手もあります。E資格はG検定の上位資格で、プログラムを実装する能力が問われます。
取得までの最短勉強時間は?
10時間もあれば十分です。単に合格をめざすのであれば、まったく難しい試験ではありません。G検定は、なんと試験本番でノートや参考書を参照したり、ググることがOKな試験です。事細かに暗記する必要はなく、なんとなく理解すればOKです。本番では逐次調べればよいので。とはいっても、試験は時間との戦いですので、最低限の知識は頭に入れておく必要はありますよ。
本質的に内容を理解することはできないかもしれませんが、小学生でも合格可能な試験でしょう。
「G検定 カンペ」で検索すると、他の受験生のカンペメモがヒットします。参考にしてみてください。繰り返しになりますが、G検定はカンペの使用が公式に認められている試験です。
<勉強方法>
私は参考書1冊を3周流し読みし、その後に問題集を1回解きました。それだけですが、合格しました。 以下の2冊をオススメします。他の参考書・問題集は不要です。
なお、ネットの情報によればAI白書を読むことを推奨している方もいますが、試験合格をゴールとするのであればAI白書は不要です。ボリュームや範囲も広く、試験対策としてはピントがずれているでしょう。運転免許の試験対策として自動車の専門書を読むようなものです。コスパが悪すぎます。(ただし、AI白書自体は素晴らしいので、合格した後に余裕があれば是非読んでほしいです)
・参考書 必須の1冊、試験団体であるJDLA協会が執筆した公式テキストです。
・問題集 問題の量、質もちょうど試験レベルでよい感じ。
上記以外には何も購入していません。
文系の方でも、10時間勉強すれば合格します。頑張ってください!