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資格解説:技術士 総監部門の記述問題のコツ その4

技術士 総監部門の記述問題の書き方

 本ページでは、総監部門の記述問題の書き方のコツを述べます。総監部門の受験生の大多数は既に一般部門に合格している方でしょうから、一般部門に既に合格していることを前提として記載します。

 総監部門の記述問題で加点をもらうコツは、次の4つです。

  1. 一般部門と総監部門で問われる能力の違いを意識すること
  2. 5つの管理のうち、どれを用いているか明記すること
  3. 懸念事項はトレードオフの関係で回答すること
  4. 設問の長文に惑わされず、素直に設問に答えること

それでは下記で具体的に見ていきましょう。

<設問の長文に惑わされず、素直に設問に答えること>

設問が長文だから、難しい?

 総監部門の受験勉強を初めて最初に驚いたことは、設問文の長さでした。社会情勢的背景や回答する上での留意点など、一般部門の数倍はあろうかという設問文の長さ、、、。これには面食らいましたね。この文章の長さに惑わされて、質問の趣旨を取り違えたり、いたずらに難しく考え過ぎて時間が不足してしまう受験生も多いことでしょう。

 しかしながら、実は長文の設問ほど、回答作成は簡単なことが多いのです。これは大学受験の小論文でも言われることですが、シンプルな短文の設問は自分で多様な状況を想定する必要があるので回答作成が難しなります。一方、長文では想定すべき事象が具体化されることになり、制約条件も増えますので、回答作成に悩まなくてすむことが多いのです。

1フレーズで質問を捉えて、1フレーズで回答を考える

 それでは長文に惑わされずに、適切な回答を考えるにはどうしたらよいでしょうか?まずはシンプルに長文のことは無視して、「設問は◯◯だ」と1フレーズで捉えるようにしましょう。例えば、

 「(〜長文がダラダラつづく〜)における課題は何か?」と聞かれたら、まずはシンプルに長文のことは無視して、「課題は何か?」と1フレーズで捉える癖をつけましょう。そして回答も1フレーズで考えるのです。「課題は◯◯です」と。 

 1フレーズで、問われている設問とその回答を考えたら、あとは長文の想定条件にあわせて回答を肉付けするだけです。例題を一つ。

 

 例題:「日本は超少子高齢化社会を迎えて、、、、であり、2050年には、、、。政府は、この対策として、、、、であり、、、、、といえる。一方、産業界では、、、としている。しかしながら、技術者の、、、も認識しなければならない。ここで、、、の意味は、、、(長文がダラダラと続く)、、、人手不足の問題が深刻であるという問題が発生している。上記を踏まえて、あなたが取り組むべき課題は何か?」

 

 長文がダラダラ続いて嫌気が差しますよね。こういう時こそ、シンプルに1フレーズでとらえましょう。結局のところ問われているのは「人手不足が問題だけど、課題は何?」というだけです。回答もまずは1フレーズで考えて、「課題はAIによる省人化だ」とすればよいのです。あとは、この1フレーズを肉付けしていくだけ。

 

1フレーズで全ての回答を箇条書きしてから論文の作成開始

 全ての設問に対して、1フレーズで回答を作成したら、箇条書きで書き出しましょう。

箇条書きで列挙して、以下をチェックしましょう。

  • 論理や話題は一貫しているか?
  • 5つの管理の視点で記載されているか?
  • 回答にトレードオフの関係が明記されているか?
  • 視野は広いか?(同じような事象を何度も列挙していないか?)

上記の作業でチェックがOKであれば、論文の作成に着手しましょう。

最後の設問まで回答を考えてから、論文の回答作成を開始すること!

 上記のとおり、論文作成に着手するのは最後の設問まで回答案を考えてから(箇条書きしてから)、が原則です。1つの設問ごとにその都度回答を記載するのはやめましょう!論理の一貫性が破綻していたり、5つの管理の視点でダブり(同じような内容を記載する)が発生するリスクが高まるからです。これも大切なコツなので、留意してください。

 

 とにかく長文に惑わされず、問われた設問に素直に答えること、それが限られた時間で総監部門に求められる回答を作成する最大のコツです。

 今日はここまで!